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2023.06.29
地球の裏側!?小胸筋
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
実は…昨日まで体調不良でお休みしておりました。
喘息と併発したのか発熱と咳で2日間寝込んみました。即オンライン診療でお薬処方頂き、翌日にリアル病院でPCR検査で陰性。筋肉と骨が弱化しているのを如実に感じます。
今朝、出社してみると会員様のご紹介で2名様が新規でご入会されており、知らぬ間にお店が循環しておりました。いつもご紹介ばかりを頂き、本当に有り難い事です。
さて、今日のテーマは「小胸筋」です。
大胸筋は御存知の通り、胸の筋肉です。小胸筋はその小さいやつです。
大きいのと小さいだけで根本的には似ているのでは?と勘違いしやすいのですが、役割でみると実は全然違ったりします。
イメージつきにくいと思いますので、まずは大胸筋の説明からしていきたいと思います。
大胸筋のトレーニングは、腕立て伏せです。
その役割は肩を内側に回したり、下から上にバンザイ、あとは腕立て伏せのような肩関節の動きの役割を担います。本当は大胸筋の上部と下部でその役割は少々異なるのですが、ここでは省略したいと思います。
先程、腕立て伏せのような動きが大胸筋の役割として担うと述べたように、大胸筋を鍛えるには腕立て伏せがとても有効です。ベンチプレスが有効ですと聞くとうえー!そんなの無理ー!と思いがちかも知れませんが、腕立てとベンチプレスは基本一緒の動きですw
大胸筋のストレッチは、僕的に細かくいえば3種類、ざっくりいえば2種類です。上中下とわけるか、上下と分けるのかの差です。上下でいいかなーと思うのでそちらで紹介します。
両手を後ろで組んで肘を伸ばします。これで胸の上部のストレッチになります。腰は反らないように腹圧をかけてもよいかもしれません。こちらのストレッチは広く知られているものですが、問題は胸の下部です。
これは、片手をバンザイした状態で柱や壁などにかけ、かけた手とは反対側に回旋するとよくストレッチ出来ます。ついつい上部ばかりをストレッチしがちですので、下部もストレッチしてあげたほうが良いですね。
ここまでが大胸筋の話です。その大胸筋の下で小さく生きているのが小胸筋です。
小胸筋はついている場所がわかると、その役割にも納得がいくのかなと思います。まず、僕的に重要なのではなかろうかと考えるのが、肩甲骨を下に動かす役割です。専門的には下制といいます。
肩甲骨は肋骨に対して、板のように平べったく付いています。ただ、その構造はちょっとヘンコテコリンでして、肩甲骨の内側つまりは肋骨側に突起のようなものが付着しています。ハンガーひっかけられそうな形をしているといえば、イメージできますでしょうか。
場所は肩近くの胸です。
小胸筋は、肋骨の脇からひょいっと顔をだしている突起から、肋骨3本にわたって付着しています。突起からみぞおちに向かって斜め下についているような筋肉です。
なぜに胸の筋肉が体の裏側についている肩甲骨に作用するのよって驚きますよね。日本の地面を叩いたらでブラジルに響くみたいな事ですから、普通ありえないと思います。
それを可能にしているのが、このハンガーフック的突起なんだと思います。
なんせ、その突起は背中側から表側に顔を出しちゃっていますからね。
そこに孫悟空が好んで着用していた重い道着をひっかけてみましょう。すると、引っ掛けられた突起や肩甲骨は前側に倒れる、あるいは下に下がっていくと思いませんか?
なので、小胸筋という筋肉が強く働くということは、重い道着を突起にかけたような状態になるという事です。
ただ、これが働くには条件がありまして、腕が真横を通り、頭上へと上げていく際に肩甲骨が変に上にあがりすぎないように留める役割があります。なので、決して出しゃばった筋肉ではなく、縁の下の力持ち的な能力を有していそうです。
小胸筋は、腕立て伏せで腕を伸ばしきりそうな最後の段階で鍛えることができます多分。いや多分って言っちゃダメダメw まず鍛えられるはずです。
といいますのもその役割には前述した肩甲骨を下げるほか、肩甲骨を外に開く機能があるため、腕立て伏せのフィニッシュポジションでは鍛えることが出来るはずです。
フィニッシュに近づけば近づくほどに肩甲骨は外に離れていきます。なので、そのタイミングでは鍛えられているはずですw
なんせ小胸筋鍛えます〜って事あんまりなくてですね、どちらかといえば前鋸筋という近所の筋肉と一緒に働くので、個人的に前鋸筋を意識させるほうが多いです。
ただこれ理学療法士の方などからしますと、いやいや、前鋸筋は上方回旋、小胸筋は下方回旋でしょーよ。結果的に相殺だけどさ。となんのこっちゃわからない事を指摘されるかもしれません。
まあ、これはもう、難しいんで、無視しましょう。
今日はちょっと難解な回となってしまいましたが、小胸筋という小さな筋肉がどうやら肩甲骨に作用しそうだぞという事を覚えておくと、急遽ハンガーフックが必要なときには役立つかもしれませんよ。
今日は以上です。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー