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2025.12.17
安定ってなに?給料が良いってなに?大学生と本気で考えた90分
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。
千葉市中央区は晴れ、ジムの混雑度は並です。
今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。
856回目の投稿。
昨日は大学で授業でした。
内容が濃厚なので、今日は講義内容の紹介で失礼します。
【大学でのキャリア授業の話】
前回以上に手応えを感じました。
学生も関心の高さが伺い知れて、一時興奮をしていたように感じました。
生きる意味で本当に大事なことは、学校じゃ教えてくれないと聞きます。
なぜなんだろう。
ちょっとね、僕気付いた事があります。
所謂、お受験で私立の中学などを出られて、大企業で活躍されている方いますでしょ。
僕の友人でも何人もいるんですけど、彼らはひとり残らずポジティブ思考。
我々体育会系のポジティブとはだいぶ次元が異なり、自分自身だけではなく、この世界に対しての希望を持っている人が多いと感じます。
本当に人格者が多い。
この公立か私立かって差、僕はだいぶ感じます。
かつてのプロジェクトチームメンバーは意外なんですけ、公立が多かったんですよ。
それでも僕とは異なり成績は勿論皆上位だし、エリート。
でも、感覚的には僕と似ており、そのひとつが、絶望のイメージや価値観があるという事なんです。
良いとか悪いとかではなく、私立出身で優秀な方々の場合、絶望の世界からあまりにかけ離れているのか、スポーツ界やサービス業界隈のリアルをまったく知らないような気がします。
日本だけではなく、この世界はそういった優秀な2割の方々で作られていますでしょ。
だから、公に学校では教えてくれないのかなと思うのです。
正しい人たちが考える、正しそうな世界。
学生に、社会に対して絶望をしてほしいとは思いませんが、生きるチカラを育てるうえで、もっと知るべきことや考えるべきことは沢山あり、それは現実に紐づいたものであるべき、僕はそう考えているんですね。
結局、現実は渋いのです。
昨日のテーマは、大きく4つ。
① この授業の意味
② 就職したい企業に重要視すること
③ NISA
④ カタチから入る礼儀や所作
サッカーしか知らない者は、サッカーすら知らない。
この明言から始めました。
サッカーでミスが起きた時、技術的な視点だけで解決していいのか?
人間の意思決定には、様々な分野の要素が入りじまっている。
社会学、心理学、力学、哲学…
だから、
今やっていることを軸にして、知らないことを知ろうとする努力が、結果として我々がすでに知っているものを豊かにする。
こんな話から講話をスタート。
そして、この授業は生きるチカラを育てる授業であると。
具体的には、
論理的に物事を考えられたうえで、自分の考えを主張でき、それに沿った行動が起こせる状態
所謂、理由と結論に矛盾がない状態。
この状態は、講話の中でも僕が意識して育てている事です。
例えば、就職したい企業に対して重要視することを、マイナビさんはアンケートにより以下がトップ3であると開示しています。
・安定しそうな企業
・自分のやりたいことが出来そうな企業
・給料が良い企業
安定ってなによ?
給料が良いってなによ?
そんな質問を、学生を指名しながら繰り返していきました。
中には、雰囲気で回答する学生もいる中、ある学生がこんな事を言ったんです。
居残りをする会社は嫌
居残りというのは、残業の事のようです笑
なぜ?そう思うのかと聞いたら、バイトをしているらしく、そこで居残り仕事をした経験があるようなのです。
これ、僕すごいイイ回答だと思ったのです。
理由と結論に矛盾がありませんよね。
しかも、自分で経験したうえで判断しているので、素晴らしい回答。
こういった習慣を限られた時間の中で意識して育てているつもりです。
安定?
自分になぜを5回繰り返してみなさいと。
前回よりこれがイイ感じでちょっと意識されていそうなので感動しました。
ただ、メチャクチャ勘違いしていそうなので、以下のような現実も伝えましたね。
・大企業でもリストラはある
・給料が高くても心身を壊す人はいる
・安定して見える企業が10年後も安定とは限らない
・逆に小さくても長く続く会社もある
こんな授業を誰もしてくれんでしょ笑
次にNISA。
今、学生にもですね、怪しい投資の話が来ているようなんですよね。
ここは結構、きつい言い方でビシッと締めておきました。
基本、友人からの話は100%詐欺だと。
証券会社以外の話は実際、ほぼ詐欺です。
国内にある仮想通貨の取引所はまた別物ですが、学生に話が届くようなものは100%詐欺。
彼らアスリートなので、敢えてプライドを逆撫でする言い方をしましたよ。
なぜ、君らにそういう話が来るかわかるかい?
君等のことをチョロいと思っている人がいるからだよ。
だからまずは、NISAというか、株についての触りだけを伝えました。
今やるのは勧めない。
だが、もし練習するのであれば、PayPayなどでポイントを使った投資はできると説明しました。
これから、大きな格差が生まれてくると僕は考えているんです。
それは、彼ら個人だけに及ぶだけではなく、家庭を持てば子供にまで及びます。
僕が恐れているのは、体験格差。
ナイキ?
そんなの、買えても買えなくてもどうでもいい。
大将軍?
食べたい‥
でも、焼き肉きんぐでも人生は変わらない。
怖いのは、体験させてあげられないこと。
体験格差はキャリアにも影響しますし、人生の豊かさも変わってくるはずです。
自然に触れあう機会、行ったことない場所に行く機会、野球、英会話、書道…
刺激は無限にあります。
それらの機会を手放さないためには、仕事で稼ぐ事だけではなく、自分のコピーロボットを作るようにエンジンを作り上げる必要があります。
そのひとつが投資。
だから、彼が卒業する頃には、健全で自律した投資(お金も学びも)ができるようになればという気持ちです。
あとは、シンプルに計算ができるようにというのもある笑
最後のテーマは、礼儀と所作シリーズ。
今回は、上座と下座。
こういった類は、僕はカタチから覚えればいいと考えています。
まず、覚えましょうと。
上座と下座の理由を説明して、僕の事例も。
僕の場合、先輩後輩関係なく、僕が先に着いたら下座に座ります。
地元だとその座り方すら気にする人がいないので、我々先輩2人がいても、堂々と上座にデンと座る元プロアスリートとか平気でいますね笑
別に僕らにはいいんですけど、普段からそういった習慣のない人だと、なにかあった時に人を紹介できなくなっちゃうんですよ。
自分の大切な人に失礼があったら嫌ですもん。
そうそう、つい先日もね、かつてのプロジェクトメンバーとの忘年会があって、僕が先についたので下座に座ったんです。
でも次に来たのが、僕の後輩で、彼からすると歳上を下座に座らせることが恥ずかしいことだと考えているんでしょうね。
2ターン、あっち座りなよの水掛け論をした後、彼を立てる意味で僕が上座に座りました。
だから、君達に後輩が出来た時も、逆に君等が下座に座りなさいと。
僕がした水掛け論は、お互いを思う気持ちで出来たもの。
カタチから入ってもいい、気持ちはいずれついてくるかなと。
以上が、今回の講義。
いや〜だいぶ自信になったなこの2回目。
僕だって初めてのことをやっているので、彼らと共に僕も成長したいです。
よし、Now I am new
今日はここまで!
また明日〜
記事:吉田 勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト/ファイナンシャルプランナー
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択/国際武道大学サッカー部渉外担当
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