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2025.09.16
脳が揺れるパンチを知る男が語る、井上尚弥の異次元ぶり
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。
千葉市中央区は晴れ、ジムの混雑度は並です。
今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。
812回目の投稿。
さて、井上尚弥選手、また勝ちましたね!
いやー、相変わらず人間離れした強さ。
僕はハイライトしか観れていませんが、対戦相手のムロジョン・アフマダリエフ選手も相当な実力者という印象を受けました。
ということで今日は時間がタイトなので、井上尚弥選手の防衛戦について僕目線でつぶやきます。
おそらくアフマダリエフ選手、フックに相当自信があるんじゃないでしょうか。
パンチ力だけで言えば、もしかすると井上選手よりあるかもしれません。
階級はスーパーバンタム級、僕の現役時代でいうジュニアフェザー級だから、僕と一緒ですね。
リミットは55.3kg以下です。
試合を観ていて気になったのは、前日の計量後にアフマダリエフ選手、かなり体重を戻しているように見えました。
ちょっと重そうでしたね。
彼の強みは、パンチ力。特にあのフックの威力は際立っていました。
ここで少し僕の話を。
僕、3戦してパンチ4発しかもらってないのに、3回ともKO負けなんですよね。
……打たれ弱さとしては、世界トップレベル(自虐じゃなくて、事実)。
でもだからこそ分かるんです。
強烈なフックって、たとえガードしてても脳が揺れるんです。
これ、ストレートではなかなか起きないことなんですよ。
ストレート系のパンチは、避けたり、片手で軌道をそらすディフェンスが可能。
なんですけど、フックは、仮にガードしてもダメージが抜けてくるんです。
僕も一度だけ、スパーでそれを体感しました。
あるジムで、戦績が真逆の選手とスパー。僕は2戦2敗2KO負け、その選手は2戦2勝2KO勝ち。
噂では「パンチが強い」と聞いていたけど、実際やってみたら……
技術はそんなに上手くないのに、フックをブンブン振ってくる。
僕はそのフックに対してしっかりガードしてるのに脳が揺れるんですよ。
もうパニックで…「え?何これ??」って。
しかもその時は14オンスのグローブ。試合用の8オンスだったら、僕はガードの上からKOされていたかもですね。
だからこそ、アフマダリエフ選手も「ガードされても構わない」と割り切ってフックを振っていたのかもしれません。
でも井上尚弥選手は、それを超える怪物。
まず際立っていたのは、パンチスピードの差。
多分、アフマダリエフ選手は井上選手のパンチが見えてても、反応が追いついてなかったんじゃないですかね。
それくらい速い。
そして、驚くべきはあの距離感。
ギリギリの射程で、4発連打。あれは普通じゃできないっすよ。
僕らも4連打くらい練習やスパーで普通にやりますけど、あの間合いで出せるのが凄い。
僕の連打より20cmくらい遠い位置から、なお当てにいける。
ありえん、あんなの。
この凄さ、一般の方には伝わりにくいかも…
加えて印象的だったのは、左アッパー。
サウスポー相手には有効な武器と聞いてはいましたが、あのスピードとタイミングで打てるからこそ効くんでしょうね。
絶対に真似できん。
強い。
井上選手は、ただ強いだけじゃなくて、もう芸術的。
よっしゃ、今週末のボクシングがんばろっ。
今日はここまで!
また明日〜
記事:吉田 勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択