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2023.07.12
ピリオダイゼーション
おはようございます。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。今日もナビゲーターとしてパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
いやーしかし暑いですね。昨夜、ニュースで知りましたが、とある部活では深層の体温を計測するウェアラブルを装着しているようです。ウェアラブルの機能としては、一定の温度に達するとアラートが出るので、そのタイミングで木陰で休む、水分を補給するなどの対策が可能になるとの事。
今はまだパイロット版かと思いますが、そんなウェアラブルが世に溢れたら、熱中症予防対策としては大きく貢献できますよね。
iPhoneでいえば、医療機器として薬事に認可されていますので、人体を網羅的にモニタリングするウェアラブルがそのうち出てきてもおかしくないと思います。ただやっぱりそれは今のところAppleにしか実現出来なそうに思えます。
メガネ型のウェアラブルのタイミングが早すぎて失敗していますし、お次はコンタクトレンズでの開発が勧められているようですが、モニタリングという意味では手首周囲のウェアラブルは除外出来ない気もします。
最終形態は手首&コンタクトレンズ&イヤホンとかになるんでしょうか…。その先は人体埋込式ですね。
あ、因みに友人の眼科医が名言していましたが、コンタクトレンズは異物になるので外せる時は外した方がいいみたいですよ。その友人もコンタクトをつけていますが、その理由はオペで不便だから仕方なくだそうです。
カラーコンタクトなどのオシャレ目的で眼球に負荷をかけるのは、あんまりお勧め出来なさそうですね。
さて、今日のテーマは「ピリオダイゼーション」です。
端的にいえば、トレーニングの計画を期分けで考えることです。これは、僕の専門ではありません。
専門ではありませんが、ピリオダイゼーションを組んだことはあります。
シーズンなどがある競技者に対して年間契約しているトレーナーは必ずこれをやります。
仕事の予算計画と一緒ですので、そちらの例を交えて勧めていきます。
仕事の場合ですと、大きな目標を掲げますよね。売上50億円!みたいな形と一緒です。
自律しているチームメンバーであれば、各々その方針や対策にブレる事なく進めることが出来るかと思いますが、必ずしもそうでない場合は1年を4半期に分けて売上や人事マネジメントをするのが一般的かなと思います。
トレーニングも一緒ですね。
感覚的に動いているアスリートも少なくありませんので、期首に関係者で目標の共有をし、シーズンや肝である大会などに対して明確に焦点を置くことが重要とされています。
決めたら、どのようなプロセスを踏んでいくのかを主人公であるアスリートと決定していきます。
トップレベルのアスリートはこういった管理能力に長けている印象を受けますが、そうではない場合、非常にブレやすい印象を受けます。なんとなく飛来してきた情報に惑わされ、期首の計画が台無しになってしまうケースも往々にして起きるといいます。
要するに自分の好きや嗜好に行動が傾きやすくなるのだと思います。
こんなとき、競技でも仕事でも、まるでうまくいかないことは火を見るよりも明らかです。
ピリオダイゼーションは、予算計画と一緒ですので、いくつかのフェーズに分けられます。
それは、準備期・試合期・移行期です。
準備期は、この先にやってくる試合に向け、最終的に向上させたい能力においてのトレーニングを派手に行います。
ですので、大きな疲労が蓄積されることが前提となります。
疲労が蓄積すれば能力は低下することになりますので、準備期の後半にはある程度の回復を想定しながら、より専門的なトレーニングへと移行します。
試合期においては、フィットネスー疲労理論というのものを考える必要があります。
僕の時代なんかはですね、大事な試合前は安静にしてコンディションを整えるみたいな風潮がありましたが、疲労が完全回復することはパフォーマンスの低下を意味することになるというのが、今の理論です。
完全回復リフレッシュ!最高の準備が整いました!では、パフォーマンスとしてはあまり良くない状態です。疲労を蓄積し過ぎないように準備性を高く保てる状態が理想です。
難しいですよね。
わかりやすく言いますと、運動量は減らしてもいいと思いますが、運動強度は減らさないほうが良い気がします僕は。
ボクシングでスパーリングするなら、数日前まではバッチバチに1〜2R闘ってた方が良いですね。精神的にも闘争本能が必要ですので、いつもと同じ強度が重要です。3R、4Rまでやってしまうのは疲労が蓄積なので得策とはいえません。
例えるなら、そんな塩梅です。
移行期は、シーズン中に蓄積した身体、精神疲労や怪我を回復する期間です。終えたシーズンの評価と来季のシーズンの計画を立てていく期間ともいえます。
メジャースポーツのプロアスリートは日常的に行っていることと思いますが、そうではないアスリートはこういった知識、それらを実現する資金も乏しいケースが多いでしょう。
すでに強い選手しか正しい情報と正しい計画的トレーニングを実施できないというのは業界の課題かも…
いや、悲しいですが世の常でしょうかw
個人では難しいと思いますが、チームスポーツの場合は、専門のトレーナーに依託するとチーム力は大きく向上すると思います。
ちょっと僕もいつか中学生の部活ってご面倒見させていただきたい気持ちですね。
気持ちだけにしておきますw
今日は以上です。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー
(関連HP)