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2023.06.08
力学で相撲を考える
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
最近、過去に受傷した肘部管症候群による右手の麻痺が強くなってきました。肘部管症候群って聞いたことないですよね。右手の小指側から肘の横を通っている神経がそれです。支配している部位でいうと、薬指の半分から小指側ですね。
大工さんでも発症しやすいようなのですが、肘の曲げ伸ばしを過剰に反復すると発症リスクがあるようです。僕の場合はなりやすい体質のために残念ながら症状としてはだいぶ悪かったようです。当時は右手が完全に麻痺し、1ヶ月位入院しながらリハビリしていましたから。
肘を曲げたとき、通常は靭帯などで尺骨神経が肘頭(ぶつけると痛いとこ、肘です)をまたぐことはないのですが、稀にまたいじゃう人がいるみたいなんです。そうすると神経が肘の骨にあたって、摩擦で傷ついちゃうみたいなんですよね。
10数年前にボクシングでミットを持つ事によってそれが発症しました。今でも多少の麻痺は残っていますので、箸がたまに不安な時はあります。最近はちょっと麻痺が強くなってきたので、一度病院に行こうかなと。
40代にして定期検診に追われています。
眼科、歯科、整形外科、呼吸器内科、耳鼻科…。
先生、健康ってムズいです。
さて、今日のテーマは「力学で相撲を考える」です。
Netflixのサンクチュアリが怒涛の快進撃をみせているので、相撲ネタで行きたいと思います。
主人公の猿桜のヤンキー力士は、比較的小柄です。そのライバルとなる静内は化け物と称される巨漢力士。噂ではシーズン2があるようですが、シーズン1ではその両名の明暗ははっきりと描かれてはいません。
では、小柄と大柄の力士の対戦を力学的に考えてみたいと思います。
はっけよいで対峙する二人が衝突する相撲の立会いをイメージしてみましょう。これは運動量保存の法則で考えることが出来ます。
例えば、150kgの力士Aと100kgの力士Bが対戦した場合、AはなにをどうしたらBに太刀打ちできるのか?
この答えは、速度です。
仮に力士Aが3m/s(1秒間に3M進む)とした場合、力士Bは4.5m/sの速度でぶつかれば、衝撃の瞬間にはじかれることはなく、立会することが出来ます。この計算はチャットgptにしてもらいましたので、僕に計算を求めても無理ですw
こういった計算は相撲とかラグビーなどで活用出来るかもしれませんね。体重が重く、スピードが早いとアスリートとしての質は相当に高くなるという事です。ただ、あくまでも衝突の瞬間の出来事なので、そこで力が均衡すると時間経過とともに体重が重い人に力学で勝るのは困難になることは間違いないでしょう。
サッカーのディフェンダーなどを考えるとわかりやすいですね。デサイー(懐かしい)のように強靭な胸板で体重が重いと、長友選手のように小柄でスピード突っ込んでくる選手に対しては、ちょいと衝突をするだけで吹っ飛ばす事が出来るはずです。
各競技のポジションによって身体の組成に違いがみられるのはこういったところにあるのかもしれません。ただ、最近はディフェンダーも細身の方が多く感じますから、近代スポーツとしてはまた別の概念があるのかもしれません。
ディフェンダーの身長は空中戦を制するには必要不可欠な因子ですが、身長が高いと重心が上の方にあるので、身長が低く小回りが利くようなドリブルに対応するのはちょっと大変になるはずです。重心が高くなれば高くなるほど体のコントロールは難しくなりますからね。
こういった力学で考えるとスポーツの見方も違った楽しさがありますね。僕も非常に苦手な分野ですので、これ以上突っ込んだ質問はしないようにお願いしたいところですw
今日は以上で御座います。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー