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2024.09.25
スクワットでお尻に効かないのは骨盤が後傾しているから
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。
千葉市中央区は曇り、ジムの混雑度は並です。
今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。
638回目の投稿です。
今日は、スクワットでお尻に効かないのは骨盤が後傾しているからをテーマに考えていきたいと思います。
我々トレーナーとしては基本中の基本ですが、筋トレを行うにあたり、主働筋というものがあります。
主に働く筋肉の事です。
腕のトレーニングでいえば、重りを持ち、肘の曲げ伸ばしをすれば二の腕の表側が鍛えられます。
よって、主動筋は二の腕の表側である上腕二頭筋となります。
この運動は肘の関節だけを動かす単関節運動といいますが、特徴としては主働筋がわかりすい種目になります。
一方で、スクワットの場合は複合節という運動となり、一度に沢山の関節を動かすため、結果多くの筋肉を使うことになります。
したがって、下半身全域が辛いみたいな事が起きるわけです。
ここで、筋肉が収縮する様式の説明をしておきましょう。
メディカル分野の用語って、どうしてこんなに難解なんでしょうね。
論文に、機序なんて言葉がしばしば使われますけど、一般の方でもわかるような説明にしたほうが、医療と一般人がより近くなれると思うんですよね。
それって、日本国民の健康意識の高まりに繋がると僕は考えています。
え?あ、僕の思いなんてのはどうでもよかったですね。
筋肉が収縮する様式の話でした。
筋肉が収縮するスタイルは、大きく2つにわかります。
動的と静的です。
動的というのは、スクワットとか、なんか動いてるっぽいときの筋肉スタイルだと考えてください。
静的というのは、プランクみたいな静止状態での筋肉の状態をイメージすれば問題ないと思います。
静的は非常にシンプルなのですが、動的はさらに2つに分類されます。
求心性(コンセントリック)と遠心性(エキセントリック)です。
先程の腕のトレーニングでいえば、重りを挙げる動作が求心性、重りを下げる動作が遠心性です。
筋肉痛が起きるメカニズムとしては、主に遠心性で起きるといわれています。
例えば、10kgの重りを肘を曲げて挙げますよね。
肘を曲げきったところで、重りを外して、腕を垂らします。
この動作を繰り返すと、理論上は筋肉は起きないはずです。
もっとわかりやすい体験をしたいなら、挙げる動作を12秒かけて上げて、重りは持ったままでもいいので1秒で下げてください。
これを5〜6回繰り返して、筋肉痛が起きるかを確かめるといいでしょう。
ほぼ、起きないはずです。
一方で、逆にすると筋肉痛バッキバキになります。
筋肉痛だけが筋発達の必須条件ではないはずですが、効率よく筋肥大したいなら相応の負荷は必要かもしれません。
したがって、胸をパンパンに厚くしたいなら、ズバッと重りを挙げてジワリジワリ戻していくとトレーニング効率としては期待できるでしょう。
再び、求心性(肘を曲げる動作)と遠心性(肘を伸ばす動作)の話に戻します。
では、筋肉痛が起きやすいのはどちらでしょうか??
遠心性です。
肘を伸ばすということは筋肉が伸びていますよね。
でも、筋肉の収縮様式ってタイトルからすると変じゃないですか??
収縮するスタイルなのに、遠心性は伸びているわけです。
これ、ややこしいのですが、筋肉が伸びながらチカラを発揮するみたいな解釈でいいと思います。
ゴムっを伸ばす時、ゴムは伸びていますが、その張力としては働いたままですよね。
それと一緒です。
ここまでOKですか?
極論、求心性(肘曲げる)より遠心性(肘伸ばす)のほうが負荷が高いみたいな着地でいいかもしんないです。
それを踏まえてのスクワット。
では、スクワットのしゃがみ込むをする際、オシリの筋肉は縮んでる?伸びている?どちらでしょう。
伸びています。
お尻プリッとしていますもんね。
この時、骨盤ってどんな状態であるかイメージつきますでしょうか。
骨盤というのは、腰だと思ってください。
スクワットでしゃがみ込むとオシリは伸びます。
この時、骨盤は前傾と後傾どちらが望ましいでしょうか?
前傾です。
オシリの伸びを促す為には骨盤の前傾が必要になります。
骨盤とは腰のことです。
スクワットで骨盤を立てる、あるいは前傾させるには腰椎を守るためにも必要な動作ですが、オシリをより鍛えるにも必要です。
スクワットでしゃがみ込む瞬間、早い段階で骨盤が後継するなら、それはオシリには非効率です。
フルにしゃがみ込みば、骨盤は必ず後傾しますが、それにできるだけ抗い前傾をキープすることでオシリに刺激を与えることが出来ます。
オシリを伸ばしながら鍛える(遠心性)、スクワットのポイントはココにあると僕は考えています。
スクワットの前に骨盤を立たせる、前傾させる、そんな動きを習得できるとよりオシリに効きやすいかなと僕は考えていますよ。
今日のつぶやき
Netflix極悪女王を鑑賞。
鳥肌が立った。
ダンプ松本は世代的には被っていますが、ライブで試合を観た記憶はありません。
テレビのバラエティなどに出て、タレントをシバいてる様は何度かお目にかかっています。
この方はきっと過去に大きな闇を背負っているのではなかろうか?
他人に対して、そんな風に感じたこと皆さんにはありませんか??
あくまでも憶測の域を超えませんが、他人に対してそう感じた経験が僕にはあります。
行き過ぎた憶測を承知で申し上げれば、ダンプ松本さんの存在も僕にはそう感じました。
不思議ですが、そういった過去を持つ人に魅力を感じます。
這い上がったんだなと。
そんな行き過ぎた憶測を紐解いてくれたのが、Netflix極悪女王です。
初回の1〜2話、主演ゆりやんレトリィバァさんの演技には一抹の不安を覚えました。
ところが…
鳥肌が立ちました。
ゆりやんレトリィバァさんの覚醒に加えて、ダンプ松本さんの闇が重なり、元プロアスリートとしての震えなのか、ファンとしての震えなのか、その判別が出来ないほどの震えが起きました。
ノスタルジー補正
僕は、自分によく疑いを持ちます。
自分を信じるチカラは勿論ありますが、それとは別次元のものです。
例えば、過去への疑い。
会社で自分にとって合わない上司が着任すると、前の上司はこんなところが良かった!そう感じてしまうことありませんか??
現在進行系でそれを感謝の言葉、行動として表現しないにも関わらず、現在の自分の都合により過去を歪めながら美化してしまう。
それが積み重ねた先、昔は良かったと過去を神格化し始める。
そんなノスタルジー補正、若い頃に経験したことありませんか??
僕はとりわけスポーツの世界で生きてきましたから、スポーツ業界において自分がノスタルジー補正しているのではなかろうかと冷静に疑います。
それは、スポーツ業界の課題に対して打ち手を講じたいから、真実を探す一心で過去を疑うわけです。
そんな自分の過去に疑いを持ちながらも、古きの良さがなんとも形容しがたい形で僕にまとわりつくのです。
サザンオールスターズさんの楽曲で、長嶋茂雄さんを謳った「栄光の男」という作品があります。
先程の僕の鳥肌が、偉人ならではの表現で謳われていますので紹介したいと思います。
あの人が引退(さ)るのを立ち食いそば屋のテレビが映してた
シラけた人生で 生まれて初めて 割り箸を持つ手が震えてた
長嶋茂雄さんはピンチをチャンスにする偉人。
あの頃、偉人にも多くの多様性があったような気がします。
そのひとりがダンプ松本さんだったのではないかと、極悪女王を鑑賞して思いふけるのです。
価値観の統一感がない多様性が求められる現代、パーフェクトにみえる大谷選手。
コンプラの存在しない昭和、闇落ちしたダンプ松本。
今、震えたいなら、極悪女王。
今日は以上です。
それではまた明日!
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記事:吉田 勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師