lighthouse

BLOG

2025.07.17

慣性に逆らえ、反作用を味方にせよ。

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。


千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。


今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。


 


今日は、筋トレで必要な慣性の法則について考えてみたいと思います。


 


慣性の法則って、習ったのいつでしたっけ笑


ニュートンのやつですよね。


一応、これは筋トレとしては知っておくべき内容ですので、わかりやすいように説明したいと思います。


 


慣性の法則というのは、物体は外から力が加わらない限り、静止し続けるか、一定の速度で直進し続けることをいいます。


筋トレ中、我々が辛い時というのは、慣性を破る状態になります。


つまりは、動いていない重りを筋力で持ち上げる瞬間、つまりは初動時がソレにあたります。


 


慣性の法則が作用するのは、初動時だけではなくてですね、一度動かした重りは慣性が働いてそのまま動こうとするんです。


これを利用したものが、反動を利用してトレーニングをする行為です。


基本的には反動を利用せず、速度を自身でコントロールすること自体がトレーニングになります。


つまり、反動に頼って動かしてしまうと、筋肉が本来発揮すべき力を出し切らずに済んでしまうため、トレーニング効果が薄れるということです。


 


このような物理の法則からトレーニングを紐解くと新たな発見があるかもしれませんよね。


 


そうですね…今の思いつきですが、作用と反作用の法則でも同じことがいえると思います。


作用と反作用は、すべての作用には、それと等しく逆向きの反作用があると定義されています。


例えば、走るという行為は、地面を蹴り、地面が前に進むチカラをニンゲンに押し返して、走りが成立します。


 


壁を手でメッチャ押し込んだ場合も同じで、押すと後ろに押され返される感じありませんか??


それも作用反作用の働きです。


これに準じて、トレーナーがクライアントへトレーニング指導をするとき、しゃがむ動作をしゃがみましょ〜ではなく「地面をしっかり押しましょう」という声かけに変わることもあります。


これは下方向に力を加えることで、床からの反作用(跳ね返る力)を活かすという意識づけのためです。


 


ただ、それをすると足の指に余計な力がかかったり、足首をガチガチに固めてしまいそうな気がしますので、基本的には作用反作用の影響推しはあんまりしませんかね。


唯一するとしたら、反動をつけてスピーディーに重りを挙げないってところでしょうか。


 


このように、トレーニングのベースはサイエンスです。


サイエンスの上に個人差や適性などを踏まえる処方がトレーナーには求められているわけですね。


 


トレーナーって職人でしょ??


以上、慣性の法則でした。


 


今日のつぶやき


さて、ここではちょいと話題をかえて、昨日、専門学校でキャリア形成の授業をしてきたので、その振り返りをしたいと思います。


 


生徒さんは20名くらいなんですけどね、授業でもっとも重要な大前提は、話を聞いてくれるかどうかなんだと思うんです。


自分の学生の頃を振り返ると、基本授業なんてつまらないし、眠くなっていましたからね。


だからまずは、授業や僕への興味関心が大事なんだろうなと考えていました。


 


生徒の中には身を乗り出して聞いてくれる生徒もいれば、眠そうな生徒も当然います。


声をかけても反応が鈍い生徒も確かにいたのですが、2限目では目をしっかりと開いて聞いてくださったので少しだけ関係構築を深められたのかなと感じました。


 


今回のクラスはとある専門コースなので、皆さんはそこそこの原体験を持っているんです。


だから、非常にやりやすい。


若手のキャリア形成で往々にして起きるのは、何がわからないかわからない、なんだと思います。


そういった意味では、生徒さんひとりひとりがご自身の考えを持ちながら、突き進む、あるいはその中で迷いがある、そんな印象を受けたクラスでした。


 


クラスは2部構成で、1部はお金の話をしました。


ガッツリ僕のお給料まで公開しましたし、税金の話、フリーランスが増えているけどそれの最大のデメリットに至るまで。


僕も他人のキャリアに影響することをさせてもらっているので、覚悟がありますよ。


ですから、僕のまんまをさらけ出しています。


 


キャリアの問題は分類するとシンプルで、基本的にはお金とやりがいなのだと考えています。


そのうえで、ワークライフバランスが存在するはずなのに、一部のやり手キラキラ経営者は、やりがいとか好きなことをやれみたいなところばかりに焦点を充てているのがとても胡散臭く感じるんです。


好きなことだけやれているのは多分、元々裕福な人で余裕がある人なんじゃないでしょうか。


あるいは、それを突き詰められるほどの天才的な方なんでしょう。


 


僕で例えるなら、基本PC作業は好みません。


現場が好きなので、ずっと現場で会社が存続するならそれもひとつの人生だと思っています。


通販で販売しているヨガレギンスも、お金が無限にあるならひとりひとりにお届けにあがりたいですよ笑


でも、そんな自分が好きなことだけをやってたら会社は一瞬で消滅しますから、好きなこと以外にも適応する必要があるわけです。


 


知人で、こんな人がいます。


某有名プロスポーツチームの指導者になったものの、動画分析を求められ、精神的に追い詰められて早期に契約解除。


要するに、指導者といえど現場で指導するだけの時代ではなく、動画をすばやく編集かつ分析する能力さえ求められるんです。


ある視点から見れば、この指導者は好きなことに依存し、適応力が足りなかったとみられるでしょう。


 


ただ、反対の見方もあります。


はっきりいってスポーツ業界でそんなスキルを持っている人はマイノリティです。


ですから、そのチームの監督にも成長する余地は大いにあるとは思いますが、こればかりはチーム方針なので、神様でなければ善も悪も決められんでしょう。


 


ただ、僕からすれば、AI使って動画解析できそうですし、スポーツ業界の指導者にそんなことを求めても上質な応答はまず無いと思います。


どっちも無知じゃない?って辛い投げキッスをしたい気持ちです。


 


僕や外野がなにを考えようとも、こういった現実がマジョリティである事実。


それを予測したり、予防したり、準備したり、それもひとつのキャリア形成だと僕は考えます。


 


好きな事を仕事にする、それを追い求めるのは共感しますが、そうならば好きじゃないことにも誠実になることが必要なのでしょう。


ネガティブなストーリーが現実としてある、それを知ったうえでの態度が問われるのだと思います。


 


いやー3コマあっという間だった。


ひとりの生徒が僕のインスタをフォローしてくださり、お話が面白かったとメッセージを頂いたんです。


よかったー、やっぱり面白くないとそもそも聞かないですよね。


スタートラインに立てたかなというところです。


 


よっしゃ、9月には大学で授業が決まっていますので、次なる準備を…


その前に今週末国家試験じゃー!!


とりあえず終わったら焼き肉食べよ。


 


それではまた明日!


 


記事:吉田 勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択


contact-baner