BLOG

2025.09.22
「筋トレすれば筋肉量が増える」は本当?その誤解、今日で卒業
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。
千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。
今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。
815回目の投稿。
さて、皆さんは筋トレをすれば筋肉量がそのまま増えると思っていませんでしょうか??
実はそれ、ちょっとした誤解なんです。
今日はそんなところをテーマにしてみましょうか。
これは、個人的にパーソナルジムに通う前に十分に認知しておく必要があることだと思います。
理由は、体組成などで筋肉量という幻の数値に囚われない為です。
過去のブログでも何度か紹介してきましたが、今日は異なる角度、「促通」という難解なワードを用いて紐解いていきたいと思います。
All or None
ご飯大盛りか、ナン、どちらに致しますか?
という意味ではありません。
我々の業界では、全か無かの法則と呼んでいます。
我々の筋肉はですね、1本の神経(運動ニューロン)とそれが支配する筋繊維の束でできています。
これを1セットで運動単位といいます。
神経から、発火せよ!という司令がくると、その神経につながる筋繊維はそのすべてが一斉に収縮します。
すべてが一斉に!!です。
発火した場合は、すべてが収縮、しなければなにも起きないという2択しかありません。
なので、All or Noneなのです。
発火という専門用語を用いましたが、スイッチみたいなものだと考えるといいですね。
押せば電気がつくし、押さなければつかない。
あっ!
そうだ。これもですね、スイッチの押す強さによって電気の点き方が変わるんです。
うーん、そうですね、メッチャ極端な例を出すと、優しくスイッチを触るだけでは電気つきませんよね?
なので優しいと発火しないんですよ。
発火か、不発かの2択ですからね。
ですので、この発火には一定以上の強さの刺激が必要なんです。
スイッチを押すチカラの強さのことですね。
これを専門的には閾値(いきち)っていいます。
ここで体の話に戻していくと、
軽い刺激 → 低閾値の運動単位(小さな筋繊維)が動員
強い刺激 → 高閾値の運動単位(大きな筋繊維)が追加で動員
簡単に言えば、常に刺激的な筋トレをしておかないと、大きな筋肉が発達しにくいということです。
これをサイズの原理といいます。
ではここで、今日のテーマである「促通(そくつう)」というキーワードに触れていきましょうか。
この「促通」というのは、一言で言えば 神経の通り道をよくすること。
もっと具体的に言うと、「脳からの指令がスムーズに筋肉に伝わる状態を作っていく」ことです。
筋トレっていうと、どうしても「筋肉そのものを大きくする」ことに目が行きがちですが、実はそれ以前に大切なのが神経の教育なんですよね。
つまりは、「その筋肉をちゃんと使えるようにする」こと。
これは、ジムに通い始めたばかりの人が最初の1〜2ヶ月で急に扱える重量が増えたりする理由のひとつでもあります。
実は、この段階では、筋肉そのものがめちゃくちゃ肥大してるわけじゃないんですよ。
神経が活性化されて、筋肉にうまくスイッチを入れられるようになった= 促通が起きている 状態なんです。
要は、筋肉をつける前に、まずその筋肉にちゃんとアクセスできる体を作ることがスタートライン。
電車走らせるのに線路がちゃんと開通していないのに、電車のボディだけをカッチョ良くしようとして走らせても、脱線(怪我)しますよね。
だからまずは、筋肉量っていう数値よりも、ちゃんと筋肉に命令を出せてるかが大事になってくる。
この点を知らずに筋トレを始めちゃうと、「あれ?体組成は変わらないのに頑張ってる意味ある?」って誤解しやすいんだと思います。
加えて、筋肉量は絶対値であるため、多いのか?少ないのか?は判別できず、相対値である体脂肪率で判定するしかありません。
体脂肪率が減れば、除脂肪率が上がっているという考え方ができ、それはすなわち相対的に筋肉量が増えていることを意味します。
さらには、女性の場合、ジムに通って筋肉量が増えることは極論ないと僕は考えています。
女性は筋肉を大きくするテストステロンというホルモンが少ない理由からです。
週2〜3日、ゴリゴリのトレーニング内容で追い込み、食事コントロールもゴリゴリにやっていけば女性でも筋肉量は増えます。
そこまでやらねば、増えないと僕は言い切ってもいいと思います。
ですから、パーソナルジムをご検討中で、ジムに行けば筋肉量が増えると考えている方は、その測定が困難である筋肉量という数値に囚われないでほしいのです。
しかし、安心してください。量は増えなくても筋力は増えます。
神経がスムーズに働くことによって、発火しやすくなりますから。
これは、僕の持論ではなくサイエンスの話ですので、信じてくださいね笑
筋肉量(サイズ)は増えなくても、筋力(出せる力)は増える
使える(動ける)カラダになるということです。
これが、我々にとっての健康を維持することにつながるわけですね。
そうすると、定量的な評価よりも、トレッキングしても疲れなくなったんですよーとか、マラソンで脚が疲れにくくなったんですよーっていう定性的な評価でご自身の頑張りを認めてあげて頂きたいと僕は思うのです。
このサイエンスと僕の考え方、皆さんはどのように受け取りますか??
パーソナルジムをご検討の方は是非ご参考にして頂きたいと思います。
今日のつぶやき
全身が痛い…
実は、先週末に松戸にあるMr.JUMPというトランポリンパークへ遊びに行ってきました。
子供らが幕張イオンにあるトンデミに行きたい行きたい言うので、仕方なく近しいトランポリンパークをチョイス。
トンデミも何度か行ってるんですが、幕張イオンは人が凄いのであまり行きたくないんです。
でも、子供らのリクエストには応えたいと考え、近辺を探したところ、イイ感じのトランポリン施設を発見。
千葉から高速で40分くらいのはずが、あそこらへんの道路は混みますね〜
90分かかりましたよ。
いざ、入店。
施設は60分と90分で設定されていたので、90分をチョイス。
1枠15名で限定されていましたし、我々は最終時間の夜だったので空いてましたね。
おかげで子どもたちは各エリアを十分に堪能できたようです。
あれもありましたよ。
フレンドパークの張り付くやつね。
僕の体重が悪いのか、ビリビリスーツが悪いのかはわかりませんが、ジャンプしても全然張り付かなかったですね笑
まあそんなこんなで楽しんでいたのですが、途中で僕にも火がついてしまいました。
3年くらい前に宮城県に旅行に行った際、旅館前にトランポリンパークがあったので体験したことがあったのですが、あのとき、僕もトランポリンを練習したんです。
時間が短かったので不完全燃焼でしたが、ちょっとだけコツを掴んだきになっていました。
そこから約3年ですか。
あの時のリベンジを果たしたくなり、メッチャ練習してしまいました。
まず、スタッフさんに、オレに教えてくれとお願いするところかスタート。
空いているせいか、かなり丁寧に教えていただきました。
僕が試みている技は、寝た状態でジャンプし、壁を登っていく“ウォールラン”のような技。
これが、前回の宮城で練習した時は寝て弾むだけの練習しかしなかったんです。
3年前ですけど、それは体がなんとなく覚えていまして、今回は比較的スムーズにできましたね。
そこから実際に壁に脚をタッチする練習。
コツを掴めば簡単でした。
ただ、ここから1歩、2歩、3歩と連続して行うのが難しい。
一応、結果それなりには出来たのですが、60分くらい集中しまくりの汗だくになりながら練習しましたよ。
大人も子供もワッキャッキャと遊ぶ施設、僕ひとりがストイックにただひとすら練習するという異質感。
1回やるだけでメチャクチャ体幹使うし、全身の疲労感が半端ないんですトランポリンて。
途中何度か倒れ込みましたね笑
チクショ、時間内に壁の上まで這い上がりたかったんですけど、さすがにそこまでは無理でした。
もう少し、お手本を見て分析したいところです。
んで、昨夜、風呂で子供らに指摘されて気がついたんですけど、背中が打撲で真っ赤になっていたようです。
首も初めてスノボしたときのような疲労感と痛み。
全身のだるさが今日も残っていますね。
次回は必ず壁をすべて登りきってみせます。
また2年〜3年以内に挑戦しよ。
あ、前回のトランポリンで僕、左股関節痛めているので、もしトランポリンされる方は要注意ですよ。
今回も一度着地をミスって首らへんから落ちたし。
途中、うっかりオナラも出ちゃったし。
トランポリンで弾むから安全ってことはないので、くれぐれもナメてかからないようにです!
では!また明日〜
記事:吉田 勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択