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2025.12.19
大人のトレーニングが難しい本当の理由
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。
千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。
今日も毎日がチートデイの吉田がご案内致します。
857回目の投稿です。
今日のテーマは、運動神経を刺激する重要性についてにしましょう。
これね、だいぶ誤解されている方が多いです。
僕は 筋肉と運動神経は別物として考えるべき だと思っています。
まず前提として、医学的に「運動神経が良い」という言葉は存在しません。
脳が筋肉に司令を出し、その命令を神経が伝え、実際に筋肉が動く。
この一連のプロセスを、世間では「運動神経がいい」とか「悪い」と雑に表現しているだけです。
筋肉と同じくらい、神経も衰えます。
健康情報に詳しい方なら、フレイル、サルコペニアといった言葉を聞いたことがあると思います。
これらは主に筋肉量の低下が語られますが、実は神経系の衰えも、同じくらい重要 です。
【子どもと大人の決定的な違い】
子どもは 神経の可塑性が高い。
つまり、神経回路を柔軟に作り替えられます。
対して、大人は長年使ってきた神経回路が 固定化されています。
子どもは、
多少雑な回路でも成長とともに洗練されていきますが、大人は、間違った回路すら固定化されやすい。
だから、大人のトレーニング指導は難しいんですね。
でもやっぱ仕事しているとたまに登場してくることありませんか??
歳を重ねて、凝り固まった考え方の人…
僕にも、そういっためんどくさっ!って思った経験ありますし、皆さんにも絶対ありますでしょ。
ですから、間違った回路ほどに固定されやすいわけですよ。
【フリーキック職人の話】
サッカーのフリーキックといえば、中村俊輔選手。
彼は、数千回、数万回とキックの強度や角度を微調整しながら、神経回路を作り、固定化してきたはずです。
もしズレた感覚を覚えたら‥
また数千本蹴り直してエラーの固定化を壊す。
これ、皆さんのトレーニングも全く同じです。
大人の神経をどこまで壊すか問題。
30歳なら30年、50歳なら50年。
それだけの年月、我々は同じ神経回路を使って生きてきています。
トレーナーは時に、その回路を壊さなくてはなりません。
でも、
どこまで壊すか
どこで妥協するか
どこを拘るか
この判断は難しい。
だから僕は、安全を担保したうえで7割できていればOKという結論に至っています。
【筋トレしても運動神経は良くなりません】
筋トレをしても、運動神経が良くなるわけではありません。
運動神経が良い人は、無駄な力を入れません。
力が強いのではなく、力を抜ける。
情報処理が正確で、働くべき筋肉だけを動かせる。
それを素早く複合的に一度に処理できる人。
それが、僕。
…と言いたいところですが、それが出来るのがトップアスリートです。
我々にトップアスリートほどに素早い情報処理は出来ないかもしれませんが、新しい刺激を与え続けることで、運動神経は活性化されます。
だから、ブルーオーシャンでは非日常を多く取り入れます。
雲梯、ボクシング、ボール投げ(大小さまざま)、スラックライン…
今までにない刺激を感じてもらう。
それが、運動神経を刺激するということだと思っています。
ない刺激を、感じましょう。
今日のつぶやき
月曜日、クレイジージャーニーに僕のYouTubeにご出演頂いた渡辺良治さんが取り上げられていました。
先日もゴルフのダンロップフェニックストーナメントで優勝した塚田よおすけさんもご出演いただいたアスリートです。
我ながら低コストでのんびりな番組ではありますが、ご活躍されている選手が沢山ご出演頂き、本当にありがたい事です。
さて‥
サウナで痛ましい事故がありました。
2019年頃からドラマの影響により、サウナブームが過熱してから、施設がバンバン出来ているようですね。
僕が初めて認知したトレンドは、エリマキトカゲとなめネコだった気がします。
なめネコは、今からでも再燃しそうなポテンシャルありますよね。
ただ、最近思うのは、昔のようなトレンドを国内で消化しきれるのか問題を感じます。
Netflixのようなサブスクはバンバンやればいいと思う一方で、モノのトレンドは、無責任な旋風を巻き起こすと環境破壊という大きな副作用が伴います。
代表的なのがマンションですよね。
人口が減っているにも関わらず、おっ建てる事しかできないゼネコン。
わかっちゃいるけど、やめられないんでしょうね。
サウナもそうでしょうねえ。
我々の業界でいえば、思い当たるようなものはあります。
誰かが作った流行は意図的であり、成功者のポジショントークでしかありません。
パタゴニアが、Don’t Buy This Jacketという自社の製品とともに広告を出したのが話題になりましたよね。
彼らの環境保護に対する強い価値観をメッセージにしたのだと思います。
環境破壊だけではなく、知見がなく金を持つ者が単に稼げるというだけでトレンドにのるのも同様に破壊だと思います。
今回のサウナの件のように、サウナ職人であればドアにノブを付けなかったかもしれませんし、安全管理の知識があるなら、非常ボタンの電源をつけないという事もないでしょう。
色んな意味で僕は言いたいですね。
Abandon trends
今日はここまで。
また明日〜
記事:吉田 勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト/ファイナンシャルプランナー
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択/国際武道大学サッカー部渉外担当
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