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日記

2023.05.13

続・ヒップアップ

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市は曇り、ジムは混雑しております。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。最近、ジムで会員様をご紹介頂ける機会が増えました。本当にありがたいです。いっそ、紹介限定ジムにしょうかな…と考えた事もあります。


紹介限定、所謂クローズドとオープンってどんな差がありますかね??パーソナルジムを運営して思うのですが、パーソナルジムって秩序や風紀が乱れる事ってほぼ無いと思います。一方で、総合フィットネスクラブだと数千人の会員さんがおりますので、やっぱり日常的に色々あるわけです。


紹介の強みってサービスをご利用される側、サービスを提供する側、双方にとっての安心感ですよね。となると、大衆においてのサービスは紹介限定を用いるとジム内の環境保全を担保するうえでは有効かもしれません。


我々にはそういった悩みがないので、やはりこれまで通りオープンが適していますかね。


さて、今日のテーマは、「続・ヒップアップ」です。


ヒップアップの話はこれで3〜4回になりそうです。やっぱり部位的には人気なんですよね。太ももも関心が高いと思いますが、太ももに関与するのはヒップアップだったりもするので、ヒップアップの関心が強いことは良い事だと思います。


なぜに太ももがヒップアップに関与するのか、それはお尻を鍛えているのにも関わらず、ももの前ばかりが発達してしまう可能性があるからです。


これは、トレーニングスキルの問題がありますが、それはパーソナルトレーニングが解決してくれます。正しいスキルを持ってしても解消出来ない場合、僕は周辺部位の癒着を疑います。


お尻周囲の筋肉から外側〜前にかけて、周辺の筋肉が癒着するとお尻を鍛えているのにももの前を使ってしまう現象が起きます。この問題は一時的な解決を継続させることによって解消できると思います。


一時的な解決とは、筋肉をほぐすことですね。お尻の横付近とももの筋肉を裂けるチーズみたいにほぐします。お尻の筋トレを行う準備段階でそれを行うとお尻に効く確率は上昇すると思います。


お尻を鍛えている時に、お尻に効かせるようにする。シンプルです。これでもうまくいかない場合は種目を変えるなどの工夫が必要になります。


お尻をきれいに魅せる為には、当然ながらお尻を鍛える必要があります。しかし、残念ながらお尻の筋トレを行うと骨の構造としてはヒップダウンを誘発することになります。


極論、お尻ばかりを鍛えているとヒップはダウンをしていきます。ですので、なにも考えずにお尻ばかりを鍛えていると、一生懸命ヒップダウンさせる努力をしていることになるわけです。


本コラムを購読されている方にはくどいお話かもしれませんが、ヒップダウンの仕組みを改めて説明したいと思います。


お尻の筋肉をゴムだとイメージしてみましょう。お尻の上部は腰あたり、下部はももの上部までついています。腰の真ん中から、斜め下側の脚に向かって付着しているような状態です。


このゴムを鍛えれば鍛えるほどにゴムの張力が増すので、腰の上部についているゴムは下に引っ張られるわけです。そうすると骨盤の上が、後ろ側に引っ張られ傾くので結果的にヒップダウンを誘発します。


逆に、ももの前や腰前の筋肉を鍛えると、骨盤が前に傾くのでヒップアップになります。


ここで悩ましいのがももの前を鍛えるとヒップアップにつながる可能性があり、お尻を鍛えるとヒップダウンになる。その理論を極論化しますと、ももの前がメッチャ発達した状態でヒップアップするというスタイルになります。


僕の心象では、ももの前を発達させたい女性は少ないと思います。一方でお尻がだらしなくなるのは嫌ですよね。


じゃあどうすんのよ…となるでしょう。


いや、これは簡単ではないですよ。共通していえるのは、骨盤のコントロールをしっかり出来るのかという点です。3月に転居で他県へお引越しされていまいましたが、約4年通ってくださった会員様がおりまして、その会員様は自覚的にお尻がすごく変わったと仰っておりました。


客観的にみてもかなり変わりましたね。ジーンズが素敵に履きこなせている姿は本当に綺麗でした。


ジムに通われている回数は6〜8回/月、食事制限は一切しないスタイルです。我々が意識していたのは骨盤のコントロールです。スクワットも骨盤前傾で維持できるかなど、細かいところをみていました。勿論、それだけではなく筋肉は全身なんだかんだでつながっていますので、主要部位はすべてしっかり鍛えていました。


基本に忠実、これだけですね。


骨盤の前傾(ヒップアップ)だけなら、会員様の意識と筋トレが継続出来れば全然難しくないのですが、それに伴う腰痛リスクを減少させる事も必要です。事もといいますか、ヒップアップと引き換えに慢性腰痛が発症したら嫌じゃないですか??我々としても、そんな指導できないっすからねw


骨盤の前傾(ヒップアップ)というのは、腰をずっと反ってますとも言い換えられます。


腰を反ると痛いイメージ湧きません??まさにそれです。そのリスクを抑えるには腹筋のインナーマッスルを強固にする必要があります。これを鍛えることは、後に訪れるであろう不安要素である尿もれなどの予防にも有益です。


腹横筋、骨盤底筋群などですね。地味なので、継続出来るかが肝ですが腹式呼吸が有効とされています。マインドフルとかマインドルフルネスという言葉が少しだけ流行しているようですが、腹式呼吸はココロとカラダを休めるにも有効ですから、オススメですね。


ヒップアップのコツとしては、骨盤のコントロールが出来たうえで、お尻を鍛えるのは有効。併せて、腹筋インナーを鍛えることで健康的にヒップアップが出来る。これでバッチリです!


スクワット、ヒップスラスト、デッドリフト、どんな種目も骨盤コントロールしなければどんなにやってもお尻は変わらないと思います。骨盤のコントロールが大事ですね。


今日は以上で御座います。それではまた明日!あ、明日は休みだったので月曜日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


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