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日記

2022.11.17

体組成測定で良い数値を叩き出す方法

おはようございますパーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市の天気は晴れ、ジムの混雑度は並です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。今日のテーマは「体組成測定で良い数値を叩き出す方法」です。本題に入る前に、体組成機器について少し説明をしたいと思います。


体組成は微弱な電気を体に通すことにより、体の脂肪や筋肉などを推定する装置です。体脂肪率を測定する方法は幾つかあるのですが、もっとも簡易的な方法が皆さんがご存知の体重計に乗るタイプのものです。一番正確なのは解剖する事で、次は水中で測定する水中体重法という方法が正確であるとされています。ですが、これらは非現実的な測定方法という事になり、現実的かつ精度の高いものが現在主流の体組成機器となるわけです。


ただですね、僕が知る限り、製造メーカーによっては非常に問題がありそうなのが体組成機器です。僕がコンサル型クラウドヘルスケアIoT開発に携わっていた頃、体組成機器との連携が必須であることから、極限までそのアルゴリズム収集にトライしていました。勿論、アルゴリズムを公開することはどの企業もありませんが、口頭ではそこそこ深そうな情報は仕入れることが出来たのです。


現在、ブルーオーシャンで使用している体組成機器はInBodyです。なぜにそれを利用しているかというと、僕的には比較的信頼性が高いためです。では信頼が出来る・出来ないはどこで判別しているかというのが皆さんの気になるところですよね。


これは、統計データを用いる範囲によるものだと僕は考えています。


もう数年前の話になるので、どのメーカーもアルゴリズムを変更している可能性があるかもしれませんが、当時は自分の誕生日が来るか来ないかで体脂肪率が大きく変わった事実を目撃したことがあります。仮説ですが年齢を5歳程度に区切って、その年齢層の平均体脂肪率などをアルゴリズムに利用している為に起きていることではないのかと考えることが出来ます。加齢と共に体脂肪率は増える傾向にあるわけですから、筋トレに勤しんでいる方も1歳年を取ることで前年よりも評価が悪くなる事もあるかもしれませんよね。僕はこれに違和感を感じていました。


InBodyはその統計データをそんなに用いないという事をHPで公開しています。その意味を理解出来るのは開発に携わっている人間でしかわからなそうな気がしますが、これは僕にとっては非常に大きな技術です。ですので、メーカーが異なる機器で測定すると体脂肪率が大きく異る事が生じると思いますが、それはメーカーによって組んでいるアルゴリズムが異なる為です。


これが、我々の身近にある体組成機器というものです。


この体組成機器から算出される体脂肪率たるものに我々は甚く振り回されるわけですが、その評価がもし、自分でコントロールが出来るとしたら嬉しい人もいるのではないでしょうかw もっとも僕の立場からはお勧めはできませんが…。


その昔、フィットネスクラブに勤務していた頃、スタッフ同士でダイエット対決をしたことがあります。一番最下位が皆にご飯を御馳走しようという類のゲームです。※刑法第185条:「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは,この限りでない。」一般的に食事は「一時の享楽に供する物」に当たるとされます。


私は元プロボクサーという特性を活かして、オレはゴールするタイプのウサギだ!と発し、他のスタッフが原理・原則に基づき運動と食事コントロールする中、僕ときたらトレーナーではあるまじき無茶な食事制限をしていたのです。そのような荒い肉弾戦に加えて、体組成機器の特性を調べることに尽力しました。測定日時、食前、食後、様々な環境での推移変化を試したところ、一貫性のある変化がみられたのはたったひとつの事象でした。それは、筋トレ直後の測定値です。


大きい場合だと2%弱の変化が見受けられたと記憶しています。これは仮説ですが、筋トレ直後にはパンプアップという生理現象が起き、筋肉中の水分が増えることになります。体組成は微弱な通電を行い、推定値を算出します。水と油は交わらないように脂肪が多い=通電しにくいという考え方が正しいのであれば、筋肉の水分が増える事は通電しやすい=体脂肪率少ないになる計算が成り立ちます。


私はこの無茶な食事制限とセコい体組成測定器の特性を活かし、勝負に挑んでたのです。


結果、5人中2位でしたw やはり正義は勝つというところで、1位の者はちゃんと運動し、ちゃんと食事コントロールしていましたからね。


皆さんは過去の私のようなことはせず、数値に翻弄されずに適度な運動、ほどほどな食事コントロールをされる事をお勧め致します。長くなりましたが今日は以上で御座います。それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


 


 


 


 


 


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