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日記

2023.04.25

柔軟性を考える

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区の天気は晴れ、ジムの混雑度は混雑です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。先週、ボクシングジムで練習にいったら19歳のボクサーと対戦ごっこする事になりました。相変わらずボクシングジムの会長は空気が読めず、サンドバッグ、ミット打ち終わってクールダウンしている最中に勇気、あれとやってくれと雑な注文をしてきますw どんな人生を送ったら44歳のおっさんが練習全部やりきった後に19歳のプリプリと対戦させようという気になるのか会長に問いたいw バンテージすでに外しちゃってるし。


でもあの若い子の無口で、ふてぶてしくて、なに考えてるかわからない静かなる勢いみたいな感じが懐かしくて好きですね。本気で対戦したい衝動に駆られます。


さて、今日のテーマは「柔軟性」です。


まず、柔軟性の定義なのですが、各種文献においてその定義は定まっておらず、かなり抽象的な言葉であることが考えられれます。評価としては自覚的と客観的なところで分けられます。文献に転がっていそうな複数のピースをかき集めると、柔軟性とは関節の可動域や関節においての最大運動域などと考えることが出来ます。


では、関節の可動域というのはどういったところで決定されるのかを考えますと、大きくふたつです。肘で例えるなら、力こぶ筋肉の収縮力とその反対の二の腕裏側の伸張性です。片方が縮むなら、もう一方は伸びますので、2つをセットにして考えるのが関節可動域です。あとは生まれもっての構造的な問題もありますが、それは今回は除外しておきます。


早々と結論を急ぐのであれば、柔軟性とは関節可動域のことで、関節可動域は骨や靭帯、筋肉や腱などの要素で決定します。他にも脂肪過多の場合は皮下脂肪などが可動域を制限する因子ともなりえますので、とにかくそこらへん周囲にあるものすべてが要因になるという事になりますね。


では、この関節可動域を広げるにはどんな事をしたら良いのか?ですが、それは皆さんがご存知のようにストレッチが必要となります。ストレッチにも種類があり、大きく動的ストレッチと静的ストレッチに分類することが出来ます。


それぞれの特徴を述べる前に、筋肉にちょっとした感知機能がありますので、まずそちらか説明していきましょうか。


人間には筋肉がやたら引き伸ばされる事による防衛機能が備わっています。それを専門的には伸張反射と呼びます。勢いよくストレッチを行い筋肉を伸ばすと、その反射で筋肉が収縮する反応ですね。なので、一気に強く伸ばすと逆に収縮することになるので、関節可動域を広げる点においては適していない事になります。加えて、急激に筋肉を引き伸ばすことによって損傷リスクが高まることになります。


これらを前提にした場合、静的ストレッチと動的ストレッチ、どちらがいいですか?と意地悪な質問をしてみたいと思います。皆さんはどちらがいいと思いますか??


話の流れからすると静的ストレッチですよね。ではまず静的ストレッチから説明していきましょか。カッコつけて横文字にするとスタティックストレッチと名付けることができます。スタティックストレッチはその名の通り静かなるストレッチですので、伸ばしたい部位をゆっくりと痛みの出ない範囲で伸ばすストレッチになります。勿論、静かなるストレッチなので反動もつけません。明け方にいる諸先輩方のオイッチニーという掛け声のストレッチではなく、静止状態のストレッチです。総合フィットネスクラブに行くと、ほとんどのストレッチはこれを処方されます。安全だからですね。捻くれた言い方が許されるのであれば、もっとも無難なストレッチになります。


でもですね、競技者などは特に要注意ですが、競技直前にこのストレッチを行う事はパフォーマンスの低下につながるといわれています。スポーツには俊敏な動きが求められることが多いのは云うまでもありませんが、その俊敏さを担う要素のひとつに筋紡錘という感知センサーが筋肉にあります。どこかが引き伸ばされるとその刺激を感知し急激に筋肉を収縮させる反射です。先程の伸張反射のキーマンです。ゴムを伸ばすと、その反発でバチン!て飛びますよね。筋肉にも同じようなことが起きるのですが、競技中にそのバチン!がバ、、チ、、ン…とゆっくりだったら反応遅くて困っちゃいますよね。スタティックストレッチでゆっくり筋肉を伸ばすと感知センサーの感度が鈍くなっちゃうので、それはつまりスポーツパフォーマンスの低下を意味することになってしまいます。


スタティックストレッチは安全性は高いですが、戦闘態勢を整えるには適していないということですね。


一方で動的ストレッチはどうなのか… この続きは明日にしましょう!今日は以上で御座います。それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


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