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2023.05.23
ダイエット
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区の天気は雨、ジムの混雑度は並です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
昨日、健康診断にいってきました。血液一本取り忘れたとの事で、千葉寺からポートアリーナまで2往復しました。バリウムを飲んだので下剤を服用していた為、スリリングな2往復でしたね。途中漕いでるペダルがつま先立ちになっていたかもしれません。
さて、今日のテーマは「ダイエット」です。
ちょいちょい王道なテーマで挑みたいと思います。ダイエットに奇をてらう手法はないので、過去のコラムと同様の内容になっちゃうんで、どのように攻略すべきか今悩んでおります。
悩みますね…。
じゃあ、インパクトのある話で、僕のリバウンドの話をしましょう。
ダイエットというか、減量の話になるのですが、本質的に痩せる、太るという原理としては同じなので是非ご参考までにと。
プロボクシングの場合、体重が階級という名でいくつかに区切られています。僕の場合はジュニアフェザー級といいまして、55.3kg以下と定義されている階級です。
当時の僕の体重は61kg〜62kgくらいありましたので、55.3kgまでには6〜7kgの減量が必要になるわけです。
プロアスリートですので試合をする・しないに関わらず、当然ながらプロアスリートの体をしている状態での体重がそれだという事です。
減量期間は3〜4週間ですので、4週間としておきましょう。
始めの1週目は、余計なものを食べない事だけしました。朝・昼・晩のみ食べるという事です。
2周目、うろ覚えですが、朝食をヨーグルトに変えました。それまで朝食は好んで食べていましたので、それがヨーグルトに変わるだけでもストレスだった気がします。
夕食は、炭水化物を減らしました。当時は18歳でしたから、ありったけの米を食らう年代ですよね。茶碗の半分くらいで、噛む回数を増やしました。
3週目、いよいよ本格的な減量の始まりです。
朝食はヨーグルト、昼食はチロルチョコ、ヤクルトなどの低重量の高カロリーのもの、夕食は3口くらいのなにかを食べていました。同時に水分摂取を抑制したので、これがもう地獄でした。
水分の抑制は、減量経験者にしか絶対にわからないであろう領域に入ります。自分以外は誰も助けられない、真の孤独な闘いの始まりです。
お腹が減るというのはまだ正常でして、水分を抜くと五感が研ぎ澄まされ、これがもうなんというか獣のような状態ですね。僕のプロの先輩は減量に失敗してヘルペスを発症していました。この時点で命がけですねw
そうそう、最近ヤフーニュースにとあるパーソナルジムでの事故が取り上げられていました。無資格でも処方出来てしまう業界ですので、10数年前からファッションのように流行りだしたパーソナルトレーニングが、そういった危険な指導者を生み出しているのだと思います。
これは、フィジカル的な問題だけではなく、栄養面においても同じです。
何度かこちらのコラムでも紹介させて頂いておりますが、そんな事があるので栄養面のカウンセリングは前向きになれないんですw
我々も栄養の学びなくしてトレーナーにはなれませんが、管理栄養士が数年間学校などで学んでいるにも関わらず、トレーナーがそこまで突っ込んだ栄養カウンセリングを行うことが適任なのかというのは我が業界ながら疑問です。
栄養に特化した優秀なトレーナーもいるかと思いますが、相応の対価が発生しても管理栄養士に依頼するべき内容かなと思いますね。ただ、クライアントが期待するようなミラクルな献立は期待はできないかもしれません。
至極、普通のカロリーコントロールをされることはまず間違いないでしょう。なので、結論としては低カロリー食みたいなのを購入するのがもっとも効果的かなと思います。
話を戻します。
4週目、僕の場合は慎重派でしたので、この時点で53.3kgまで落としました。常識では考えられない減量方法ですね。選手によっては、計量(体重測定日)に向かう電車内で用意したビニール袋に唾液を吐き、体液を減らす事に必死の選手もいます。
僕は直前に追い込まれるのが嫌だったので、試合の1週間前に9kg程度まで減量し、そこから徐々に上げていく手法をとりました。結果的にベストコンディションとなりましたね。
試合結果はさておき、試合終了後は気が狂ったように食べました。
ケーキはホールで食べ、夜な夜なルマンドを食べ続けました。頭がおかしくなったのか、お腹は一杯なのですが味を欲しがり続ける現象が続きましたね。残念ながら、今でもそのような状態に陥ることはあります。
減量の後遺症!?
あれよあれよというまに、試合から4日後、体重は67kg近くまで増加。53kgから4日で14kg近くリバウンドしたわけです。
メッチャ怒らました先生にw
因みに、このサイクルを全試合繰り返しました。
これって、皆さんどう思われますか??
僕の場合は14kgくらいリバウンドしましたけども、2kg、3kgリバウンドされている方も本質的には同じことが起きているのではないでしょうか。
僕の減量のような状態が数ヶ月続けば、僕は命を落としていると思います。
そんな極限状態を経験した僕が思うダイエットは…ほどほどに10年、20年続けられそうな○○ですね。
今日は以上です。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー