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2023.05.25
歩行とお尻
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムは空いております。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
今日は外出しております。先程まで、越谷のフィットネスクラブのセルテ−ザさんにお邪魔しておりました。ブルーオーシャンの業務提携店になります。実際は特に提携してないんですけどねw 単なる仲良しです。
セルテ−ザ代表の今井さんは、若かりし頃に南米サッカー留学しており、加えてレズミルズというスタジオインストラクターの資格を有しています。同じ経営者であり、パーソナルトレーナーでもあり、サッカー選手である事から、多くの共通点を持つ大切な友人でもあります。
やっぱ、直接会うっていいですね。
さて、今日のテーマは「歩行とお尻」です。
お尻ネタは女性に反響がいいんですよね。コラムでは4〜5回紹介した記憶があります。
今日はどの角度でご紹介しようか悩んでいます。今タリーズで執筆しておりまして、目の前に歩行者が沢山いますので、歩行とお尻の関係にしましょうか。
有酸素運動でお尻に刺激を与えたいなら、ジョギングやランニングなどが必要です。歩行でもゼロってわけじゃあないんですけど、お尻の影響は少ないと考えたほうが良いと思います。
といいますのも、お尻は股関節の伸展15度あたりから働く為です。
おっと、伸展という専門用語が出たので解説します。
直立状態から脚を後ろに引く事を伸展といいます。
15度というのは、直立線と脚の付け根の角度のことです。
脚を後ろに引けばひくほど、その10度、15度と広がりますよね。歩行は、その角度が浅い為、お尻が効きにくいとされています。
例えば、目の前の大きな水たまわりをジャンプで越えようとする際、後ろ足と胴体の位置は結構離れますよね。
そういった状況においてはお尻が使われるので、歩幅が大きくなるであろうジョギングやランニングはお尻には良い刺激となります。※胴体は床と垂直状態と仮定
ですので、ジョギング以上の有酸素運動はお尻への刺激という恩恵も得られる事になります。
ジョギングの効果は他にもたくさんあります、例えば、脂肪燃焼効果、骨の強化などです。
運動初心者の方が無理に強度を高めて走るのは良くないですが、30分すべて歩行ではなく、そのうち10分程度はジョギングにするなどしても良いかなと思います。
注意が必要ですが、お尻を鍛えたいが為に無理に脚を後ろに引くのはよくありません。腰を痛めてしまいます。脚を正しく後ろに引く為には、下腹部の筋力が必要になります。
パーソナルジムに通われている方は経験があるかもしれませんが、ご本人が鍛えたい部位以外を処方するパーソナルトレーナーっていませんか??そんなとき、アタシ別にそこ鍛えたいわけじゃあないんだけどなあ・・と考える方もおられかもしれません。
お尻を鍛えるために、お尻を鍛えるだけが正解ではありません。
下腹部を鍛える事が必要かもしれませんし、ももの裏側の柔軟性を高める必要もあるかもしれません。
ちょっと、この場で実験してみましょうか。
その場で立ってみましょう。足幅は肩幅広めで開き、可能な限りガニ股にしてみてください。そのポーズで右肩をぐるぐる回します。
その右肩の感覚を覚えておきましょう。
次に足幅を腰幅よりやや狭く、つま先を内側に内股にしてみてください。その姿勢を維持したまま同様に右肩を回してみましょう。
1回目と2回目のぐるぐる、どちらが肩を回しやすかったでしょうか??
多分、2回目だったかと思います。
これは、骨盤が前傾のほうが肩関節の可動性があがるという方程式のようなものです。
あ、そもそも内股は股関節が前傾、がに股は股関節が後傾になりやすいです。
なので、例えば野球少年が肩になにかしらの課題を抱えているとして、肩ばかりをいじくってもなにも解決しないのです。
これを運動連鎖と呼びますが、スポーツ選手だけに限った事ではなく、ヒップアップしたいという事においてもお尻だけいじっていてもあまり効果的ではありません。
歩行に話を戻します。
脚を無理に後ろに引くと腰痛リスクが発症するのは間違いありません。効果的なジョギングをするためには並行して下腹部のインナーを鍛える必要があります。加えて、腰前の筋肉が硬いのもお尻の効きに影響しますので、脚前側の柔軟性も必要になります。
だいぶ大変w
こうやって正論をポロポロ並べていますが、僕自身が走るなら、とりあえずなんも考えずに走ります。まずは、自分で決めた時間を完遂できるかですね。質より量ではなく、量から質という順序を踏むことでうまくいくことは多いですよ。
誤った姿勢で行うのはリスクですが、歩行やジョギングはシンプルな運動ですから、まずはやるっきゃない!というところが第一段階ですね。
今日はこんなところでよろしいでしょうか。今日もありがとうございます。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー