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2025.01.10

腰痛をさらに悪化させてしまう思考とは!?

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。


千葉市中央区は晴天、ジムは混雑しております。


今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。


 


今年は腰痛の知識をさらに深めたいなと個人的、いやブルーオーシャンとしても考えています。


椎間板ヘルニアに関してはもっとも習熟度が高い分野ですが、脊柱菅狭窄症についてはまだまだ学ぶ余地が多いものですから、今年はそこから学んでいく予定です。


 


ということで、今日は腰痛にしましょう。


現時点で僕が持っている知識をフル活用し椎間板ヘルニアを考えてみたいと思います。


 


まず、骨の構造からいきましょか。


 


背骨は、大きく3つのエリアに別れています。


首、胸、腰です。


それぞれの場所に椎骨と呼ばれる所謂、背骨があります。


 


首(頸椎):7個の椎骨


胸(胸椎):12個の椎骨


腰(腰椎):5個の椎骨


 


 


今回のテーマである腰椎椎間板ヘルに母、この腰5椎に起こる異常です。


 


身近なもので腰椎を再現してみましょか。


3分クッキング調でいきます。


【準備】


 


1.ボックスティッシュ:5つ(椎骨を再現)


2.洗濯用メッシュ袋:1つ(椎間板の線維輪(皮)を再現)


3.まんじゅう:適量(椎間板内部の髄核を再現)


4.充電コード:1本(神経を再現)


 


【作り方】


 


1.ボックスティッシュを横に5つ積み重ねます。これが椎骨です。


2.メッシュ袋にまんじゅうを入れます。これが椎間板を再現します。


3.ボックスティッシュの間にメッシュ入りのまんじゅうを挟んでいきます。


4.最後に充電コードをボックスティッシュの側面に沿わせて垂らします。これが神経です。


 


さて、ここで問題です。


腰椎椎間板ヘルニアってどういった症状でしょうか??


 


そうですね、椎間板がうにょ〜って出て神経にさわり、それで痛い。


まさにそれです。


椎間板(メッシュまんじゅう)が飛び出して神経(充電コード)に触れ、痛みやしびれを引き起こす状態です。


例えるなら、「まんじゅうの皮が破れ、中のあんこが充電コードに触れる」といった感じです。


 


では、次の問題。


腰椎椎間板ヘルニアの痛みを軽減できそうな寝相は仰向け、うつ伏せ、どちらでしょうか??


 


答えはうつ伏せです。


 


これは重力の影響で、飛び出した椎間板が神経から離れるためです。


ただし、友人の眼科医曰く、うつ伏せ寝には眼圧が上がるというデメリットもあるため、あくまでも腰椎椎間板ヘルニアのメリットだけに焦点をあてていることであるとご認識ください。


 


【あるひとつの対策】


 


過去のブログでも紹介した記憶がありますが…腰痛者は腰を反ってはならないは誤りです。


腰痛の症状によって、腰を反る、曲げる、軽減の方法は異なります。


コブラのポーズは腰椎椎間板ヘルニアの痛みの軽減に期待できます。


 


1.うつ伏せの状態で両手を肩の下に置きます。


2.上体をゆっくり持ち上げ、腰を反らせます。


3.腹筋を伸ばすイメージで20秒静止、5秒休憩を1セットとし、3セット繰り返します。


 


ちょっと怖いなあ…と思う方は決してご無理なさらず、段階的に実施してみると良いですね。


メカニズムとしては、神経にも弛みが起きるんです。


先程の充電コード一緒です。


なんかこう、ぐちゃぐちゃーってなっている可能性があるので、コブラのポーズでそれを直線的に伸ばせる可能性があるわけです。


弛みがある柔軟性にも影響しますし、おまじゅうとの接触機会も増えそうですから、それはもう良くないわけです。


 


最後にですが…


腰痛の最大の敵は思考だという話をしておかなければなりません。


 


そっちの専門(医師)ではありませんが、今では腰痛の不安が更に腰痛を悪化させる要因と言われています。


僕が腰痛者にこのコブラのポーズを現場で多用しない理由としても、腰痛者の不安を増大させない事にあります。


 


どのような腰痛においても、腰を反る事が悪と印象づけられており、その不安を払拭させる事が難しいと考えているためです。


前述したように、不安が腰痛を悪化させる為、相応の専門家が必要な気がします。


基本的にはドクターによる患者教育になるのかなと僕は考えます。


 


この現象は、心理学的には痛み‐恐怖‐回避モデルと呼ばれています。


 


1.受傷


2.破局的な思考:最悪の結果を想像したり、現実との乖離が起きる。


3.恐怖


4.過剰な運動回避・過剰な警戒


5.不活動


1へ戻る。


 


一方、正のループの場合は…


 


1.受傷


2.恐怖なし


3.対峙


4.回復


 


となります。


これは、腰痛だけではなく、あらゆるペインにおいて共通することかなと思います。


確かに、僕の原体験としても腑に落ちます。


 


 


ちょっと長くなっちゃいましたね!


寒い季節は特に腰は労って、最高の1月を過ごしましょう!


※疾患を患っている場合は、医師の指示に準じてください。


 


今日のつぶやき


 


ボクシング井上選手ですが、1月24日に世界戦があるんですかね??


僕のインスタに公開練習がレコメンドされてきました。


 


印象としては、カラダがメチャクチャ重そうです。


疲労感としては、今がピークかもしれませんので、それが原因なら良いのですが…


ご年齢としても31歳ですから、コンディションの調整としても20代と比較し別次元の難しさがあるはずです。


 


31歳の井上尚弥選手の戦い、今が一番面白そうです。


今日は以上です。


 


それではまた明日!


 


記事:吉田 勇気


 


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師


 


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