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2025.09.09

変われない僕らが、変わるためにAIを使う理由

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。


千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。


今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。


 


809回目の投稿。


 


生成AIで健康管理をしてくださっている会員様が増えてきました。


僕としては、これは本当に嬉しいことなんです。


なぜですか?


行動変容の機会が増えるからです。


 


行動変容の問題はジムなどの現場だけの悩みにとどまらず、ヘルスケア業界全体の課題です。


つまり、日本全体、さらには世界規模のテーマだと言えるんだと思います。


ということで、今日のテーマは、行動変容と生成AI。


 


改めまして、人間代表の吉田です。


我々は、やらなきゃいけない事を、やらんなきゃいけないという思考を持ちながら、なぜかその行動を起こすことに鈍い特性があります。


これはなにも運動だけにいえることではなく、すべての葛藤においてそうといえるのではないでしょうか。


 


15年ほど前、ちょうど僕がコンサル型クラウドヘルスケアシステムの主要開発をしていた頃、大手メーカーの優秀な人材の現場感の無さに驚いたことがあります。


これは仕事には川上から川下までの商流がありますから、誰が悪いということではなく、フェーズごとの役目があるので仕方のないことです。


 


彼らの優秀さは、自分たちの足りない部分を認識し、現地・現物・現実に根ざそうとする姿勢にあると、僕は感じています。


今でこそ彼らは戦友ともいえるべき尊敬すべき友になっていますが、当時は彼らの天才ぶりがまだ理解するには未熟でした。


みんな本当に頭が良くて、まるで“昆虫少年”のように、好奇心のままに開発に没頭する純粋さを持ったエリートたちなんです。


 


しかし、現場は無情なもので、彼らが試行錯誤して出したアンサーが素直に現場で通るのかといえば高確率で外れるのです。


 


では、現場を知っている人がそれを補えるのかといえば、そんなこともありません。


ないのですが、彼らのような天才たちが良きと考える選択肢を現場目線で排除したり修正したり、その連続で初めて市場に評価される段階に立てるんだと思います。


 


当時の我々の場合、結果、数万人単位のユーザーや大手企業に支持されてはきたものの、ネットフリックス利用者数並に到達できなかったのは、消費者が健康においての行動変容を及ぼすには満たなかった、そういうことなんだと思います。


 


普段、ウォーキングをしないBMI25以上の方が明日からウォーキングを始められる魔法、これがもし使えるのなら、業界だけではなくイーロンさん並の覇者になっていたと思います。


 


ここで、改めて本題を思い出してみましょう。


生成AIと行動変容についてです。


 


現時点で、健康管理における行動変容の“実践的な使い方”について考えてみたいと思います。


因みに、誰に教わったわけでもなく、今考えています笑


 


パッと大きく2つ思い浮かびます。


 


1つ目は、自分の健康やカラダについて、どう変わりたいのかの理想を生成AIと対話するです。


厳密には対話ではなく、生成AIにメンターになってもらうのです。


 


プロンプト(AIへの指示)には、質問は1つ1つとし、深堀りをしてくださいという文脈を必ずいれます。


 


例えば、夏に白いTシャツとデニムが似合うスタイルになりたい!という理想を打ち込みます。


AIは、それに対して一度受け止めたうえで、なぜ?そう思われたのですか?などの、なぜ?が入ります。


 


そこで例えば例えば、90年代のドラマ『ロンバケ』に出ていた竹野内豊さんのような、白Tとデニムが似合うスタイルに憧れたとします。


AIからは、いいですね〜、いいですね〜。ところで、ロンバケをご覧になったのはいつ頃ですか?と質問がきます。


 


そうやって、どんどん深堀っていった先に起きるのは、己の気付きです。


 


自分は、本当にスタイルを良くしたいという価値観が強かったのか?


ロンバケから20年以上経過するが、本当に今でもそこに固執しているのか?


実は、今はもっと壮大な価値観を持っていたのではないか?


 


表面上ではなく、必ずなにか気づくと思います。


これは、今のAIなら多くの人間よりも良い仕事をしてくれるはずです。


 


このようなメンター役になってもらうには、プロンプト(指示内容)もしっかりしたものが必要ですが、この壁打ち(対話)が日常的になれば、行動変容の確度は高くなると思います。


 


2つ目。


1つ目と似ていますが、今度は成功事例から紐解きます。


これは、ジョブ理論を活用するのが良いと思います。


 


ジョブ理論とはクレイトン・クリステンセンさんが提唱したフレームワークです。


簡単に説明しますと…


人は「商品そのもの」が欲しいのではなく、“ある状況で片づけたい用事(=ジョブ)を解決するために商品を雇っている”と考える。


例としては、「ミルクシェイクを買う」のではなく、「通勤中に手軽にお腹を満たしたい(ジョブ)」からシェイクを選ぶということです。


 


皆さんにも、健康のために購買した商品1つや2つあるはずです。


それは、いつ、どんなシーンで、どんなタイミング購入したのか?それをAIと対話し紐解いていくんです。


 


僕の事例では、かつてプロで在籍していたボクシングジムに通うことを2年ほど悩んでいました。


もう行かなければと真剣に考えたのは自分の体脂肪量が巨大化したからです。


 


行くことを悩んでいたというよりも、なぜか勇気が出なかった。


そんな僕がなぜにボクシングジムに行ったのか。


これはアンケートでは見えてこない“本音”なんです。


何度も、何度も人(AI)と対話をし、行くと決めた時、そこに誰かいたのか、健康診断からどれくらい経過していたか、ボクシングの井上選手の試合があったのかなど、ありとあらゆる情報を収集していくんです。


 


自分が想像もしなかったトリガー(きっかけ)が行動変容になっていたのかもしれないのです。


 


この事例は、ボクシングという特殊なスポーツではありますが、運動を始めたとか、食事をどうのこうのしたという大きなカテゴリーとして考えていけば、もしかすると行動変容の共通項みたいなものが見つかるかもしれません。


 


推し活ってまさにそんな感じじゃないですかね?


過去に知人が働いていた関係で、オーガニックコスメを取り扱っていたことがあります。


その広告塔に元ジャニさんを起用されていたのですが、ファンの方の行動力が凄まじく、日本全国の百貨店にそのコスメを買いにわざわざ飛んで買いにいくらしいんですよ。


彼女らからすれば、そのコスメでキレイになるジョブを満たしたいわけじゃないですよね笑


 


こういった顕在化しにくいジョブを見つけることができるのなら、明日からウォーキングをしようの背後に隠れたジョブが、あなたの行動変容の機会になるかもしれないのです。


 


生成AIは、プロンプト(指示)によって、大きくその回答は変わるとされていますが、まずは色々試してみるといいかもしれませんね。


最後に大事なことを‥


最近の生成AIは、以前より“もっともらしい嘘”をつくことが減ってきたとはいえ、やはり最後の判断は人間自身が下すべきです。
ぜひ、自分自身の価値観や目的をしっかり持ったうえで、AIとの対話を楽しんでください。


 


今日のつぶやき


 


うーん、次の大学での授業内容悩むなー


いっそ、あなたたちが不安になっている正体を明らかにしていく授業でもアリかな。


大学1年生がそれを楽しみながら自分を見つめ直してもらえるのかはだいぶ不安。


4年間あるから、もっとも興味のあるお金の話にフォーカスするか…悩む。


 


トレンドでいえば、まだNISAなのかな。


僕がそれを教えるバックボーンがないけど、NISAくらいなら教えられますからね。


 


未だにNISAがイイとか悪いとか評価をしている人もいるようなので、そういったマヤカシを払拭させるのはイイことですよね。


NISAは100%いいものであると断言できます。


どうして100%ってなんで言い切れるの?って質問すら僕は大きくズレていると思います。


 


なぜなら、NISAは、単なる税制優遇の制度に過ぎないからです。


 


NISAは株投資を指すものではなく、株で得た利益の税金20%をタダにしてあげるよ〜って制度ですから、国民にとっては100%いいものですよね。


いやそりゃあ、その税金をしっかりと納税させて、少子化対策にもっと税金を投入するべきだから!!なんてマクロ視点で言われちゃったら、悪いこともあるでしょうけど、ごく一般的に考えたら税制優遇はいいことですよね。


 


ここらへんの本質を探ろうとするチカラって、若いうちから身につくといいなと考えているんです。


NISAヤバいらしいよ?


ワクチンヤバいらしいよ?


糖質ヤバいらしいよ?


っていう、根拠なきネガティブの押し売りに惑わされることなく、ロジカルに事実を収集する能力は誰にでも必要だと思います。


 


NISAは100%いいものだとして、実際に恐れを抱いてもおかしくはないのは投資そのもの。


失敗する可能性がある以上、それは100%いいものだとは言い切れませんし、成功する可能性がある以上、悪いものとも言い切れません。


結果、自分で調べてやるならやってねーというのが投資を説明する人の決め台詞なのでしょう。


 


ただ、個人的には投資は100%いいものだと思っていますよ。


「いいもの」というより、「やっておくべきもの」と僕は思っています。


特に若者にはそういったマネープランやライフプラン設計の術があることを知ったうえで、いずれ決断してもらいたないと考えています。


 


僕らの世代だと老後の2000万円問題に対しての取り組みは、すでにしていないとちょっと遅いですよね。


ですが、若者達は早期からNISAを活用することで、この問題を対策するのはそう難しくはないと僕は考えています。


 


例えば、S&Pやオルカンと呼ばれる銘柄袋詰商品は、年間トータルリターン10%を超えています。


年利10%で毎月5万円を積み立てると15年で2000万円になります。


もし、20歳からこれをやれば50歳で1億円に到達しますので、今の若者は給与水準も高いですから、かなり早い段階で億り人になれるポテンシャルがあるということですね。


いいなあ…笑


 


ここまでの計算は、比較的簡単。


問題は、60歳(早ければ)からどうしていくのか?ということです。


これは、具体的な計算方法があり、専門的には資本回収係数といいます。


 


仮に2000万円相当の株を持っていたとしましょう。


それを毎月10万円ずつ取り崩した時、どれくらいの期間で元本がなくなるのか?という計算方法です。


所謂、年金の足しにする考え方ですね。


これはネガティブに計算したほうが安全なので、年率リターンとしては5%でみておきますと…


約35年でなくなります。


60歳から取り崩した場合、95歳までは毎月10万円を取り崩して生活できるという計算になります。


仮に年金が10万円/月だとしたら、+10万円の取り崩しで月20万円の生活を35年間はできるということです。


ですから、まずは是が非でも投資信託で2000万円に到達するというのが、第二の青春の原資となるわけです。


 


僕のような庶民でも、こういった単純な算数を活用することで、最低限の生活を送れるような設計建てることができるわけです。


学生がここまでの計算が出来るようになるまで、色んな要素が必要になります。


単純な計算だけではなく、自分とは一体なにであるかというアイデンティティから始まりライフプランの設計をすることで、マネープランがあるはずなので、人生そのものを考える機会になるはず。


 


これ、いいかも。


カネから始まり、最後はイキガイを考える4年間。


よし、まだ時間あるか少しずつ考えよ。


 


ではまた明日〜


 


記事:吉田 勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師/2024年ジャパンスタートアップセレクション千葉市代表選出/2025年千葉市C-BID採択


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