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2023.07.15
骨密度
おはようございます。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムは混雑しております。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲーターとしてご案内致します。
昨夜、ボクシングジムに行ってきました。毎度、天然の会長は僕の練習がすべて終わり疲弊しきった後に勇気、あれとマスボクシング(あまり当てない練習試合)をよろしくと雑なオーダーをしてきますw
相手20代で2R(3分を2回)で、加えてその後にもう一人と2R‥ 合計4Rを44歳のおっさんにやらせるという荒行です。
僕が現役の頃はだいぶ尖ってジムにもご迷惑をかけていたこともあるので、頂いたオーダーは全部イエスするつもりなのですが、さすがに昨日は疲れました‥。
ただ、嬉しいこともありですね、20数年ぶりに通ったボクシングジムは正直腐敗しているなと思っていたのですが、練習試合が終わった後に今日はありがとうございました!なにかアドバイスを頂けると嬉しいです!といってくれたんです。
あれはとても嬉しかったです。
僕の回答は、ちっと、今呼吸が苦しいから、また今度ね‥
いや、さすがに44歳に2Rを20代の2人とやらせるなんて、どうかしています会長w
みんなこれからプロテスト受ける人なので、そこそこパンチが早いんですよ。試合中に、はやっ!って声が出てしまいました。やっぱり、若者が元気だとこちらも元気になります。
集中力を欠いていたり、気概のない若者と対戦するよりも、生意気な若者と対戦すると刺激になります。もっともっとがむしゃらに暴れまくって、強くなってほしいな。
さて、今日のテーマは「骨密度」です。
6年通われている会員様が、骨密度が高まり医者に褒められたと喜んでおられました。そもそもの入会動機が骨密度が低かった事でしたので、我々も本当に喜ばしく思います。
骨密度の測定機ってメチャクチャ高いんですよ。なので、クリニックでもないところが多いんじゃないかな??
あれが体組成機器並にもっと身近になるといいんですけど、なかなかそうもいかないですよね。
骨はですね、骨形成(つくる)と骨吸収(こわす)でバランスを保っています。女性が閉経後にホルモンバランスを崩して骨粗鬆症のリスクがあるというのは、骨吸収が骨形成を上回ることによるものです。
骨粗鬆症の定義としては、20代と比較し70%を下回るとそのように診断されるそうです。
では、その会員様がどのようにして骨密度を高められたかを説明したいと思います。
あ、あくまでも仮説です。ブルーオーシャンで定期的に骨密度測定が出来るわけではありませんから、これが良い効果をもたらしているんでしょうという仮説です。
骨は、長軸に対して垂直に圧力をかけると強くなるとされています。
ですので、無駄に横になっていると骨に対しては非常に良くないことが起きそうな気がするわけです。睡眠以外では、ソファにぐて〜って横になるのは40代以上の女性においては避けた方が良さそうな気はしています。
長軸に対して垂直ですから、立っていることはまさにそれになります。ただそれは日常生活ですから、それ以上の刺激を与えることが骨密度を高めるには必要そうですよね。
代表的なものをあげるなら、それはスクワットです。
総合フィットネスクラブのトレーニングマシンで、椅子に座って丸太みたいなのを両脚であげるやつありますよね。先程の理論では、あれでは骨を強化するには不十分です。垂直の圧力が必要なので、縦の刺激が必要になります。
その会員様においては、別の事情でシューズを履かずにトレーニングをしておりましたので、そういった事も踏まえて良い刺激が加わったのだと思います。
高齢者の骨折に多いのは、股関節と手首です。手首ならまだしも、股関節の骨折は負の連鎖が始まります。一定期間寝たきりになるかもしれませんので、全身の筋力、骨密度低下が懸念されます。
ですので、月並ですがスクワットは非常に重要なのです。
僕的に考える理想はですね、垂直に圧力をかけれるようにする為に、股関節周囲を安定させる筋力をつける必要があります。スクワットで腰が横に流れたりすると危ないですから、外に逃げないような安定が必要です。
加えて、膝が内側に入ると今度は膝を痛めてしまいますので、骨に安全に刺激を与えるためには、横部分も作り上げる必要があります。
横が安定し、縦もそれなりに刺激を与えられたら、今度は片脚でスクワットできると尚良いですね。片脚をボックスなどに置き、一方の脚だけに重力をかけると、鍛えたい脚だけに刺激を与えることが出来ます。
両脚ですと、寸分の狂いなく均等に体重を乗せられる方っておそらくいないと思います。数%はどちからに偏るはずです。そのリスクを減らすのが、片脚スクワットですね。このように様々な段階を踏んで、骨に刺激を与え骨密度が高まってきたのであろうと思います。
女性は男性と比較し、身体の構造的に非常に不利に出来ています。男女平等なんて事はありえないレベルで女性は大変なのです。大げさではなく、女性は全員筋トレしていないと、高齢になった時にリスクは男性と比較し増大すると思います。
女性の身体を守る助成金みたいなのは、子ども手当みたいなレベルであっても良いと個人的に思いますね。普通に生活しているだけで膝が痛くなりやすく、股関節骨折しやすいなんて事態は政策レベルで対策を講じてほしいものです。
結果、医療費削減出来ればオーライな気がしますが、いかがでしょうか。
ええ、大丈夫です。男が馬車馬のように働き納税しますw
教科書通りにいえば、週に2〜3日程度の筋トレしないとなかなか‥ですが、先程骨密度が高まった方はですね、月に2日〜3日を6年間継続された結果です。
月に2日の筋トレのエビデンスを聞いたことがありませんが、それでも変わっている事実は確かにあります。何事も、ゼロとイチにはとてつもなく大きな差があるのかなと思いますね。
なにはともあれ、筋トレで御座います。
いやー今日もコラムかけた!今日は午前中は現場で、昼に都内で打ち合わせをして、夕方に帰社しコラム制作、そしてこれから会食で御座います。それではみなさん、良い週末を!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー
(関連HP)