BLOG
2022.06.25
ストレッチのリアル
おはようございます。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉の天気は晴れ、ジムの混雑度は「混雑」です。今日は午後からワンオペですので、ノンストップで夕方までセッションが続いております。沢山の方にご来店頂き感謝です。
さあ、今日は「柔軟性」についてお話したいと思います!みなさんのお体は柔らかいでしょうか?なんとなく柔らかい方がいいんだろうな~って気にはなりますよね^^でもその柔らかさって一体カラダにどんな影響を及ぼすのだろう??って考えたことはありませんか!?
結局のところ、柔軟性がある方が良いなと私たちも思うのですが、場合によっては柔らかい事がマイナスになる事もあります。例えば、スポーツ選手がそれにあたります。筋肉はゴムチューブみたいなものですので、ある程度の張力がある事で素早くびよ~んと反発が起きます。
一方で柔らかすぎるゴムチューブを引っ張って離した場合の威力ってちょっと弱そうに思えませんか?柔らかければ良いという事でもないんです。
ストレッチは、柔軟性をあげるのであればひとつの部位に対して20秒以上行う必要があります。10秒あたりから少し伸びてきますので、推奨は20秒です。一方で6秒未満の場合は、筋肉は伸びません。
なぜにわざわざ伸びない秒数が明示されているのかというのにも理由があります。運動前に過度に伸ばし過ぎてしまうと運動パフォーマンスが落ちてしまう為です。例えば跳躍などはある実験によるとストレッチしすぎた場合とそうでない場合では数十パーセントの差が出たそうです。
伸ばし過ぎはパフォーマンスが落ちる為、競技によっては6秒以内にポンポンストレッチ部位を変えていくのが良いとされています。千葉県の強豪高校サッカーチームもそういったウォーミングアップを取り入れているそうです。
ですので、ストレッチはその人の目的に応じて選択する必要があります。一般の方は柔らかくて損をするという事は概ねないと思いますが、しっかりとその部位が伸びているか?を確認することは必要です。例えば、ふくらはぎの筋肉は長いものと短いものがあり、そのストレッチ方法は異なります。
ストレッチはテコの原理を利用しますので、伸ばすには「支点」が必要です。支点とは、動かさない部位と考えて良いと思います。支点としてよく使うのは下腹部です。胸や背骨の回旋動作などでは、この支点が作れないと腰痛リスクが出てくることになります。
柔軟は奥が深いですw
因みにですが、痛いほどに伸ばし過ぎてもあまり意味がありません。場合によっては逆効果になります。引き伸ばしされるすぎると筋の防衛反応が働き「おいおい、そんなに伸ばしたらヤバい事になるから、俺たち少し縮まるようにすっから」となりこっちが伸ばそうとしても筋肉達は逆に働こうとします。
伸びているな~と感じるところで静止するのが良いですね。ご自身で実施する場合は、反動はつけないほうが良いと思います。ジムでは反動といいますか、動きの中でストレッチするようにご案内しています。筋力を発揮しながらストレッチすることは、これから始まるトレーニングセッションの序章になります。
一方で、ブルーオーシャンでは場合によりその序章から入念にストレッチする場合もあります。ご入店時の会員様を見て、「あれ、なんか今日右肩メッチャあがってるな…」ですとか、「骨盤メッチャ後傾しているなあ」と感じた場合などでです。
その際は初っ端からしっかりストレッチします。毎週、会員様にお会いするので違和感はすぐに感じます。その違和感を少しでも解消した後で、本編の筋トレに入っていきます。特に肩は違和感を感じると重りを手に持った動作の際にも肩に力が入り過ぎてしまうことがあるので、わたしたちも気にしています。
最後にですが、マタワリのストレッチって流行したことありますよね?わたしたちの業界ではあのような身体的評価を行う事はまずありません!モチベーションのひとつとして実施する分には良いと思いますが、個々の悩みに直結した(例えば腰痛や肩こり、ヒップアップなど)努力に時間を割くことをお勧めいたします^^
それでは!