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2023.03.10

ダイエットのリアル

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区の天気は晴れ、ジムの混雑度は並です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。今朝、5年ほど通われているとある女性の会員様が土屋トレーナーにこんな事を言っていました。


「最近さー 肩がすごい重くてさ、なんか取り憑いてんのかな?ちょっともらってってくれない?」


いや、やめてーw


さて、今日のテーマは「ダイエット」です。


ダイエットとヒップに関するコラムは人気です。たまに1日で500件くらいの閲覧を叩き出す事があります。やはり世間様の関心は非常に強いのだなと感じます。関心が強いにも関わらず、こちらのコラムでテーマ化することが少ない理由は、テーマに対する答えがあまりにもシンプルだからです。筋肉などに対するお悩みはトレーナーによってそのアプローチは異なります。一方でダイエットの場合は、正直やるか・やらないかみたいなところがあります。勿論、投資さえ出来ればそのアプローチ法は沢山ありますが、僕の価値観としては非現実的な投資になってしまいますので、結局のところは自分自身でどこまでしっかりとやるか・やらないかのシンプルな構造になってしますのです。


そういった理想と現実のギャップを踏まえて、ダイエットを考えていきたいと思うのですが、よりリアリティを出すために、ちょっとペルソナ的なものを設定したいと思います。ペルソナというか、僕自身ですねw 僕ならなにをやるべきか?実際に何が出来るのか?というところですね。


まず、僕が減量したいのは8kgです。現在体重が70kgありますので、62kgにしたいです。8kgの脂肪を減少するとなると脂肪1kgが7,200kcalありますので、その✕8kgですから、57,600kcalを減少させる必要があります。これは、摂取カロリーと消費カロリーの差で57,600kcalを出す必要があるという事ですね。


ここまで整理できましたでしょうか??


それにはまず、1日の摂取カロリーと消費カロリーを知る必要があるのですが、すっごい大変な作業になるので現状が同等であるという事にしておきましょう。摂取も消費も2,400kcalとしておきましょうかね。仮に1日に240kcalを消費するとなると、57,600kcal(8kg分の脂肪)/240kcal=240日(8ヶ月)となります。これが達成出来れば、8ヶ月で8kg減量できる理屈になりますね。そうしますと、1日の摂取カロリーを2,400kcalー240kcalにする必要がありますので、2,160kal以内に抑える必要があります。240kcal削減だと昼飯に天丼なら3分の1を残すようなイメージになります。


えっと…無理ですw メッチャ論理的に考えましたが無理です。


働いてて、ご飯を減らすって無理ですw 


そうしますと、次なる打ち手は食べる食品を工夫することになります…。


それも、無理ですw 仕事しながら昼飯の工夫をしている余裕も時間もありません。22時に帰宅し、そこから工夫を求められるのは…無理ですw


無理なんです。


まだ、希望はあります。


食事がダメなら運動です。1日240kcalといいますとジョギングで30〜40分くらいかなと思います。


走るのは…無理ですw 喘息なので3分程度で溺れるような感覚になります。


有酸素運動以外でカロリーを消費するのは非現実的なので、ここで八方塞がりとなりました。無理を連発している状態で痩せようというのが無理かもしれません。


あ、ボクシングジムには週に1回通っています。前述したように呼吸が辛くなるので練習量としては30分〜40分しかしていませんが…。カロリーに換算すると約300kcalくらいかなと思います。本当はそのレベルを週6日こなすことで、8ヶ月後に8kg減量する事が出来るのです。まず、夜21時に仕事が終わったら、ボクシングジムはすでに終わっているので無理ですし、そこから通えるとして練習後に帰宅したら23時半位になりそうです。サラリーマン時代を思い出すほどに過酷ですw


結構、難しいですね。現状、週1回通っていますので月に換算すると1,200kcalは消費しているので4年後には8kg減量できる計算になります。4年という加齢を無視して現状の消費カロリーと摂取カロリーが同等であれば、理論上はそうなります。6ヶ月後に体重が1kg減っていれば、その理屈が正しい可能性があります。12ヶ月後に2kḡ減っていれば、順調と考えて良いと思いますね。


4年後でも8kg痩せたらメチャクチャ嬉しいのですが、おそらく痩せないでしょう。その理由は、現状そのものが消費カロリーよりも摂取が上回っている可能性が高いからです。


この現状分析をより明確にしてしまうと、挫折が見えてきますw なのでそれに直面してしまう前に、妥協も必要なのかなと考えます。


4年後に8kg痩せるかわからないけど、週1回のジムは絶対に続けよう。それが僕のデッドラインだと…思うのです。


ここまでが僕の自己中心的な主張です。では、僕に対してトレーナーの僕がついたのなら、どんなアドバイスをするか考えてみたいと思います。


仕事の合間に運動できませんか?


パーソナルトレーナーという特性を利用して、営業時間内に自重スクワット10回を業務の隙間を見て連発してもらいます。4〜6セットはやってよねと伝えると思います。仕事中に汗をかきたくないのは承知しているので、汗が出ない程度の時間の配慮。筋トレ自体のカロリー消費は少ないですが、心拍数があがり、体温があがり、体幹と下半身を鍛えられますので、やるとやらないとでは大きな差が出ると思っています。彼の日常からすると週1回の集中したトレーニングに加え、環境を活かしたこまめな筋トレ、これが限界な気がします。これ以上もこれ以下もないので、最低でも現状維持、これより悪化したならその時また考えるという具合ですね。


どうでしょ?現実的な処方な気がします。正論は人を傷つけるという言葉がありますが、トレーナー側が考える美しいライフスタイルが実現可能なのはマイノリティであり、ちょっとした幻想です。なにもしていない人と、チョットの差を生み出して、それを積み上げていく事しか大半の方はきっと出来ません。きっと出来ませんといいますか、それすら凄い事だと思うのです。


まだ1度もダイエットをしたことがない人は、完璧を求めて一度トライすることは全力で応援します。過去に1度でもうまくいかなかった方は、チョットの差を生み出して積み上げていく事に満足しても良いかもしれませんよ。


今日は長文で頑張りましたw それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


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