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2023.05.01
高齢者の運動
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区の天気は晴れ、ジムの混雑度は並です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。昨日、携帯電話のキャリア変更を検討するために某ショップで見積もりを出して頂きました。自分が毎月いくら支払っているのかを把握していなかった為、改めて確認したのですが驚愕の2,200円程度w 無制限で使い放題(通話は15分/日まで)なのに、あまりの安さに驚きました。
担当してくださった女性店員さんが静かにグイグイくる感じのキャラw こちらが悩んでいる内容をしらみつぶしに突いてくる営業手法で袋小路に追い込まれました。真剣勝負で業務遂行されている様に感銘を受けましたが、僕もいい加減に断り文句を並べているわけではなかったのでロジカルに応戦。結果、変更せず… 僕の生活は楽天依存しているので現在は楽天モバイルなのですが、自然が生い茂る地域に行くと電波が悪くてコンビニでQR決済出来ない状況に‥ Ymobileに変更します。
さて、今日のテーマは「高齢者の運動」です。
僕はブルーオーシャンの事を総合風邪薬みたいな場所と呼んでいます。自分で言うのもなんですが言い得て妙じゃないでしょうかw 我々の役目を決めている存在が誰なのかはわかりませんが、一度お目にかかれるなら叱りつけたいですw というのも学ぶ範囲があまりにも広すぎるんですよね。教材に出ているのもすべてが我々の領域って考えるのならば、適所となるのはフィットネスクラブではなくて病院な気がしております‥。とにかく幅広すぎ問題。
ということで、これまでのコラムとしては珍しい高齢者に関するコラムで御座います。僕の経験としては、某市における社会福祉協議会と連携した介護予防教室を2年間企画・運営した事があります。
高齢者に対して未だに日本昔話に出てきそうな老夫婦をイメージされている人がいたら、この機会に是非その考えを払拭して頂きたいです。実際の高齢者とされる方々の多くは若く元気な方多いです。そもそもそういった運動教室やパーソナルジムに関心を持たれる方自体は非常に元気ですね。お食事もですね、とんこつラーメン、ステーキ、コーラ、我々とそんなに変わることない嗜好な気がしています。活発的な方ほど、アメリカンな食事されている人が多い気がしています。
ですので、僕が教室の企画をする際は、あんまり高齢者だから‥とバリアを貼りすぎるのは良くないなと考えながらリスクヘッジし最善を尽くしていたことを思い出します。参加される方は9割女性なのですが、運動で元気になってくるとですね、お化粧をしたり、お洋服を新調したりと行動変容がみられるようになります。見た目が良くなると、更に見た目を気にされるという好ループになりはじめるのだと思います。あの変化を現場で感じれるのは例えようのない喜びでした。
このようにですね、諸先輩方は元気なわけです。高齢者と一線を分けるのは年金と社会保障の区分だけで用いる区別で十分なのかなと思います。あ、あとは我々のようなリスクとベネフィットを天秤にかけるような仕事の場合は高齢者としばしば使わせて頂くこともあるでしょう。それらを踏まえたうえで、今日のテーマを展開していきたいと思います。
まず、高齢者が運動するとどんな良いことがあるのよって話からですね。とある運動介入試験の結果では、週3回25週間の持久的トレーニングによっては心肺持久力が加齢による低下の度合いを考慮すると5年分の若返りに相当したという結果が得られたそうです。こういったトレーニングは脳卒中や心筋梗塞や転倒骨折を予防する効果が認められているので、運動は良いです‥というよりも運動はもはや絶対的インフラであると考えて良いと思います。
我々パーソナルトレーナー側として、高齢期の筋力トレーニングなどの狙いは広義にはQOLの向上となりますが、僕の意識として強いのは骨折予防です。ご承知の通り、女性は閉経後に骨量が急速に減少します。骨量と骨折は密接な関係にあるとされているので注意が必要でるものの、転倒を起こさなければそのリスクは低くなるわけです。ですので、単に骨量に対して神経質になるだけではなく、機能的に動ける体であるかどうかという点も含めた運動を行う必要があると僕は考えます。
因みにですが筋肉に負荷をかけることは骨量を増加させるといわれています。会員の皆様がイヤイヤされているダンベル負荷の増加は、まさに骨量に関与する力学的負荷になります。加えて、長軸に対して垂直の圧力をかけると骨は強くなるとされているので、スクワットなどは非常に重要になってきます。個人的には腕立て伏せも重要度が高いと考えておりまして、生活してて床に手を付くってあんまないですよね。万一、転倒したとしても床に手を付くという習慣が一大事を回避する確率をアップさせてくれるかもしれません。
結果、10代でも高齢者でもトレーニング内容は根本的にそんなには変わらないですよね。高齢者にジャンプさせる機会は今の所ありませんが、スクワットや床に手を付く動作、押す・引く動作として考えると全年齢そんなに大差はないと思います。重要なのはパーソナルトレーナーがいかにそのリスクを把握して実施するかですね。既往症、血圧、顔色、呼吸などを常に考える必要が出てきます。
トレーニングの原理・原則と加齢のリスク、健康寿命の延伸というベネフィット、これらを複合的に考え前進させる必要があるのが高齢者への処方なのかなと思いますね。
今日は以上で御座います。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー