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2023.10.27

パンチの角度で変わる筋肉

おはようございます。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムの混雑度は並、今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。


ふるさと納税をミスりました。


昨年も金額を誤り、税理士に吉田さん、本当の寄付をしていますwと指摘を受けました。


なんかもう計算とか考えるのが面倒なので、とりあえずこんくらいでいいかーなんてやったら縁もゆかりもない佐賀県に徳を積む事になりました。


先日、先輩にご馳走してもらった分を佐賀県に寄付したと考えれば良しとしましょう。


 


さて、今日のテーマは「パンチの角度で変わる筋肉」です。


ブルーオーシャンではたまーにボクシングのミット打ちなどを行うことがあります。


パンチにも幾つかの種類がありまして、真っ直ぐのストレート、横からのフック、下からのアッパー、お腹へのボディブローなどがあります。


ボクシングジムのトレーナーなどはですね、パンチは決まって背中を使うというのですけれども、パンチの種類やその様によっては使われる筋肉はだいぶ変わってきそうな気がしています。


まず、シャドーボクシングとサンドバッグでも大きく変わってきます。


ぶっちゃけ本気でやるとシャドーのほうが僕は辛い気がしますね。それがなぜに辛いのかをちょっと考えてみたいと思います。


 


まず、ひとつ想像して頂きたいことがあります。


子供が喧嘩パンチをする時、ワーッて前に右手を振り回しますよね。


そこでストップ。


パンチが当たりそうな瞬間に前のめりにならないよう、体を瞬間的に止めることって出来そうですか??


もっといえば、大人が50M走でヨーイドン!!した1歩目でピタッと止めることって出来そうですかね??


きっと耐えようとしても、前にちょっとだけつんのめりそうになるのではと思います。


 


パンチを打つというのは、所謂そういう連続になるわけですね。


ですので、サンドバッグのように障害物がある場合、障害物そのものがストップかけてくれますので、ブレーキをかける筋肉という意味では多少楽になるわけです。


ブレーキ筋肉というのは、我々の日常で常に使われています。


歩行の際にはももの前のブレーキがなければ、我々は前に倒れてしまいます。


階段を降りる時や坂道を降りる時、ももの前のブレーキ加減を調整しながら、その動きが成立しているわけです。


 


パンチを打つ=前に体重を乗せる=前面でブレーキみたいな事ですね。


ですので、強靭な太ももの筋力に加えて、前面なので腹筋全体も含まれますよね。


シャドーを本気でやるというのは、そういった刺激からは逃れられないという事になります。


もっとも、シャドーが成立するには、それらの筋肉があって成立しますので、シャドーやっている時点で前面の筋肉の刺激は感じにくいかもしれませんが…。


 


シャドーは本気でやるとかなり高強度なトレーニングにもなり得るという事ですね。


サンドバッグの特徴としては、衝撃があるが挙げられます。


筋肉には収縮様式というものがあります。


肘を曲げると力こぶ筋肉が縮んで、肘を伸ばすと力こぶ筋肉が伸びますよね。


このどちらのシーンも筋肉は力を発揮しているんですね。


重りを持って肘の曲げ伸ばしをしていると、曲げている時だけに働いているように感じていますが、肘を伸ばしている時もですね、肘が伸びるブレーキ調整をしながら肘を伸ばしています。


肘を曲げながら発揮、肘を伸ばしながら発揮、みたいな状態です(専門家はこのような表現は用いません)


 


ところが、サンドバックを叩くというのは、この発揮とはまた別次元の筋肉への刺激があるのです。


今、右手を前に伸ばせますか?


右手をメッチャ前に出すと右の背中が伸びるのを感じますでしょうか。


これは今まさに右ストレートパンチを繰り出している状態です。つまりは、背中が伸びている状態で衝撃が加わるのがサンドバックの特徴になります。


 


これらの現象はですね、通常の筋トレには起きない反応なので、ボクシングなどの刺激はある種オンリーワンのトレーニングともいえます。


基本の筋トレ動作と格闘技、どっちが筋肉の発達には良いのか?これは僕にはわかりません。


そのような研究をしている人がいれば、僕が教えてほしいくらいです。


ただ、僕のプロボクサーとしての経験からしますと、背中をきめ細かく鍛えられるのはボクシングの方が圧倒的に勝ると思っています。


同じレベルを筋トレで行う場合、3〜5種類くらいの筋トレ種目をそこそこの量を行う必要がありそうです。


 


どっちがいいというよりかは、どっちもやると良いのかなーなんて思っていますね。


おっと、テーマにあるパンチの角度で変わる筋肉というテーマを忘れていました。


これは、フックで説明するとわかりやすいです。


 


フックは肘を90度くらいにして、相手の横っ面をめがけてパンチする動きです。


この肘の角度が鋭角の場合は胸、鈍角の場合は背中に効きます。


ですので、パンチ=背中というのは、一概にイコールとはいえないですね。


結論からいいますと、胸も背中も使いますが、どっちが沢山使うのかみたいなのが変わってくるという事ですね。


 


なにはともあれ、筋トレ×ボクシングはお勧めです。


それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


 


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師


 


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