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2023.12.11
アスリート
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は曇、ジムの混雑度は並、今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
来週、サッカー仲間と忘年会を予定しています。
以前に本コラムで登場したJSCのまーくん、VONDS市原の山根、ジェフ千葉スカウトのみつきと僕の4名です。
ジムのHPは元プロボクサーとしての肩書を持つ僕ですが、実はサッカー歴が長くてですね、社会人クラブチームでそこそこ本気で戦っていました。
みつきは、当時ジェフ対僕のチームで対戦した時にジェフさん側にいた元プロ選手です。
中学時代、補欠で活躍していた僕ですが、大人になるとプロも補欠も関係なく対等に付き合えるわけですね。
これって、なんというか素晴らしい世界観だと思うのです。
世界観って自然と出た言葉ですが、意味を調べてみますと世界における人間などの存在をどのように捉えるかという考え方と出てきました。
学生時代はサッカーにおいて確かな格差社会があったけど、大人になると平等だぜ〜っていうのは、素晴らしい世界観という言葉に相応しい現象ですよね。
僕はアスリートの多くに対して他人と生きるチカラが欠落しているように感じることは多々ありますが、スポーツという軸で何十年も肩を並べてモツ鍋を食べれるというのは、紛れもない人としての魅力があってこそです。
あ、今日はアスリート話に熱がこもりそうですので、このままテーマ化しちゃいますね。
今日のテーマは「アスリート」です。
僕が好きなアスリートのひとりに、サッカーの中田英寿さんがいます。
彼が先日、とあるメディアでこんな事を言っていました。
監督業はやらない。選手は監督の言う事聞かないし笑
この文脈は一言一句正しいものではなく、同じような内容を仰っていたと考えてください。
そうなんですよ、プロアスリートって我の塊みたいなものなので、基本言う事聞かないんですよねw
勿論、全部聞かないなんてことなく、引けないところは引けないって感じですね。
僕もプロアスリート時代、頑なにガードをせずに闘っていたのは、我以外のなにものでもありません。
あ、ここからは非常に暑苦しい話ですし、フィットネスとはあまり関係がありませんのでご興味なさそうな方はここで離脱くださいw
この我はプロ選手ひとりひとりの人生に大きく関わりますし、100%自己責任です。
これがもう潔くて気持ちいいんです。
しかし、この我なんですけども、プロならまだ気概があるから良いのですが、プロと同じくらいスポーツに費やしてきた層が同じような我を持ってしまうと社会に出た時に思わぬ損をすることがあります。
僕もかつてはそうでしたが、昭和アスリートは感覚的思考が多いです。
逆にそれこそが、タレント性を生むと僕は考えてはいますが、どうでしょう?仕事の世界では論理的でなければなかなか通用するのは難しいでしょう。
働くのは自分だけではありませんし、消費者の心を掴むにはリサーチ、サーベイ、ロジカルシンキングが必要となることは言うまでもありません。
これは、元プロ選手だけではなく僕の周囲にいるアスリート(スポーツに時間を費やしてきた層)の多くが弱いとされているもので、ブルーオーシャンも他人事ではありません。
僕もフィットネス業界で躓いた事があります。
もう随分前の話になりますが、当時ダイエットプログラムの先駆けみたいなサービスがありまして、そのプログラムを社内でぶっちぎりで多く担当していたんですね。
これはあの‥若気の至りみたいなもので、なんの自慢でもありませんのでお気を悪くされないでくださいw
そのプログラムは高額なので1ヶ月で1〜2件の受注が並だったのですが、僕一人で月10件持つみたいな事が数ヶ月続きまして…。
嬉しいんですけど、その時すでに30歳手前でしたので、自分ひとりで結果を出すにはちょっと飽き飽きしていました。
ひとりじゃなくて、チームでなんとかしたいな〜ってずっと考えていたのです。
単純に自分の仲間が10人いて、10人が同じように活気づけば、こんなにいいことないじゃないですか。
そう思って、色々教えたりするんですけど、うまく説明出来ない自分がいると、なんだか正直面倒になってきちゃったりw
感覚的にやっていることを言語化したり、俯瞰して統計データを出したり、そういったスキルがないとチームワークって発揮出来ないんだな〜って挫折した時期があったんです。
それで、色々考えながら、必死に研修時間を沢山作って、結果的に10人いて、同じような結果を出せたのは1人ですね。
でも僕としてはメチャクチャ嬉しかったのを覚えています。
その子は最年少の女性社員で、おっちょこちょいな僕のことを家畜を見るような目で見ていた事は多々ありますが、本当に頑張ってくれたんですよね。
その時に、プロアスリート時代に培った気概、忍耐力みたいなものを保全したまま、他人と生きるチカラを身につければ、少ないかもしれないけど仲間が増えていくんじゃないのかなって、薄っすらと悟った気がします。
単純にビジネススキルって言い方は好みませんが、心霊現象を科学的に解明するように、アスリートの鋭い感覚もちょっとしたスキルをに見つけることで可視化させることが出来るんじゃないのかな〜っていうのは夢物語ではないと思うのです。
今の世界で活躍されているプロアスリートも感覚と理論の両刀遣いだからこそ、成功を収めているのではないでしょうか。
大谷選手、三笘選手、井上選手、どの選手も賢いですよねきっと。
プロを引退したアスリート、プロではないけどスポーツに時間を費やしてきたアスリート、こういった層をまるっと総活躍出来るような魔法があるといいですよね。
今、その魔法使いになれるよう修行中でございます。
今日は以上です。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師