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2024.04.22

痩せたいけど食べたい。これってメンタル弱い?

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。


千葉市中央区は雨、ジムの混雑度は並です。


今日も毎日がチートデイの吉田がご案内します。


 


今日は、痩せたいけど食べたい、これってメンタル弱い?がテーマです。


 


冒頭から結論を出しますが、それは違います。


それを行動心理では、認知的不協和と呼びます。


 


今日は、現場で認知的不協和の話をする機会がありましたので、ちょっとそこに触れてみましょう。


 


痩せたいから、ジムに行く。


ライザップさんに通われてるような方、それはおそらくこのような思考ではないでしょうか。


おそらく世間一般の認知としても、概ね同じ認知かと思います。


 


では、ブルーオーシャンではどうでしょうか。


飲みたいから、ジムに行く。


すべての会員様ではないですが、このような思考の方は少なくありません。


 


この2つの差って一体どんなところにあるでしょうか。


 


痩せたいって欲望は、明日どうにかなるものじゃあ、ありません。


飲みたいって欲望は、明日どうにかなっちゃいますねw


 


どうにかならないものって、ストレスになりませんか?


すると、痩せたいからジムに行くが、痩せたいけど食べたいに変貌していくことにもなりそうです。


 


もし、そうだとしたら、その矛盾は認知的不協和です。


この認知的不協和がストレスとなり、人の行動意欲を阻害することにもなるわけです。


 


人間はこの認知的不協和を解消するために、その定義や価値観を恣意的に変更しようとします。


例えば、僕のプロボクサーとしての戦績を例にあげましょう。


 


努力したけど、勝てない。


これが僕の認知的不協和です。


努力した代償と、その結果が伴わない矛盾。


その理由を僕は、顎が弱かったので3試合で4発しかパンチをもらわずに負けたと結論付けています。


自分が相手よりも弱かったと認めているわけではなく、顎が弱いという新たな認知を追加しているのです。


これは、わかりやすくいえば、負け惜しみです。


 


そうすることによって、自分の認知的不協和を解消しているわけですね。


じゃあ、負け惜しみを推奨するの?と聞かれたら、決してそうではありません。


 


会社や組織の中では、個々の認知的不協和の解消により、チームの方向性などを歪められたりする事があります。


認知的不協和という名称を用いられなくとも、マネージャーなどはその歪みの予防やコントロールが求められることもあるでしょう。


とりわけ、未成熟なメンバーがいる場合、いつのまにか方針とは異なる方向に持っていかれ、チームごと転覆することにもなりかねませんから、マネージャーの役割は重いはずです。


 


ここでは、認知的不協和というものがストレスを生み、それを解消するために負け惜しみのようなシステムが働く、それが人間には往々にして起こり得るという事を述べておきたいと思います。


僕のプロボクサーとしての負け惜しみは、誰に迷惑をかけることではありませんから、認知的不協和の解消には良い対策を講じていると我ながら考えています。


その一方、ビジネスなどの世界での認知的不協和を解消する個人の行動はチームの雰囲気を悪くし、転覆しかねない事もあるので、認知的不協和の解消の仕方、あるいはその存在の捉え方にも注意が必要であることがわかると思います。


 


さて、ここで改めてブルーオーシャンのブランドメッセージを紹介しましょう。


 


ほどほどに10年続けられそうなジム


 


僕が好きな言葉をそのまま素直に書き出しました。


これは、認知的不協和の解消を、事前に解消しているメッセージです。


 


皆さんがお察しの通り、世にあるジムの多くは継続出来ないジムです。


それは、僕がかつてデータとニラメッコしていた数千人〜数万人の分析結果からも結論付けられています。


その理由としては、ジムに行けば魔法のように痩せるという認知と、実際の行動や結果に大きな乖離があった為ではないでしょうか。


 


ほどほどにという言葉は、これまで突っ走ってきたジム流行を覆すと共に、それに失敗してきたジム難民への認知的不協和解消になるはずです。


加えて、そのふわっとした言葉の後に、具体的な年数、10年という年数を提示する。


さらには、続けられる。と体言止めせず、続けられそうと離脱してダメってわけでもない余白を残させる。


 


もう一度、確認しましょう。


ほどほどに、10年続けられそうなジム


みなさんはどのような印象を受けられますか??


 


ただ、僕の場合はこれだけではなく、このようなブログを活用し、その解消を先回りして皆様にインプットしているようにしています。


 


痩せたいけど、食べたい…→認知的不協和


でも、加齢と共に太るのが普通だから、それは仕方ないか…→認知的不協和の解消


せめて、維持する為にでも運動しておこうかな→行動変容


 


といった具合です。


実際にこのプロセスを遂げられている方はブルーオーシャンには沢山おられます。


会員様に負け惜しみなんて言葉は決して使いませんが、我々にはそもそもの防衛反応で負け惜しみが備わっていますので、その使い方なんだと思います。


不協和の解消だけで終わると、生活も、心も、体も、なにも変わりませんから、解消に併せたほどほどを作れるといいのではなかろうかと思います。


 


皆さんの痩せたいを全力で応援したうえでの、ブルーオーシャンスタイルです。


 


僕はね、痩せたいからトレーニングしている、でも痩せない。


 


認知的不協和、そのすべてがストレスともいえないと思います。


ちゃんと運動しているんだし、今は結果が出なくても、まあいっか!


こういった割り切りもアリとかナイとか…。


 


今日のつぶやき


 


先週、かつてのプロジェクトチームのメンツに会いました。


ひとりはインターナルブランディングなどの組織研修を生業とした企業の代表、もうひとりは世界最大手外資コンサルのマネージャー。


後者は頻繁に会う友人で、いつも国内のトレンドについて話します。


 


最近だと、アマゾンのキモい特許取得について盛り上がりました。


物流でドローンの配達がこれからの日常となる想定をした特許なのですが、端的にいえばドローンの母船です。


空中に巨大な蜂の巣みたいなのが浮遊し、そこから蜂のようにドローンがワ〜って各配達先へ飛び立っていく、そんな母船。


 


今は生成AIがバズっていますが、僕が知る限り最新のテクノロジーはインダストリー系に向けられています。


単なる倉庫でどうのこうのではなく、ベルトコンベアーのようなものが自在変形するとしたら、どんなイイ事が起きると思いますか??


 


一見このような話は、我々ヘルスケアに無関係にも見えるかもしれませんが、そんな事はありません。


我々の仕事の在り方によって、そのストレスは異なりますし、ジムに求める効果も変わるでしょう。


 


加えて、テクノロジーの進化は医療に優先的に取り入れられ、リハビリ、最終的にはジムにまでなにかしら及ぶはずです。


いつ、どんなものが到来してくるかを予測することで、我々にどのような存在価値を見いだせるのか、その自問自答があってもいいのかな〜なんて考えていますね。


 


今日は以上!それではまた明日!


 


【ご入会に関するご連絡】


現在、レギュラー会員の受付は定員オーバーの為、一時停止しております。


※デイ会員においては空きがございます


 


記事:吉田 勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉様トークショー/朝日新聞社様主催青葉の森ハウジングプラザトークショー/LAVA International様研修講師


 


 


 


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