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2023.09.13
お尻ともも裏の不思議
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区は晴れ、ジムの混雑度は並です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。
先日、ラストレターという松たか子さん主演の映画を観ました。
心揺さぶられる名作で感動しました。
出演者情報を知らずに観ていたら、あまりにも豪華で登場するたびに驚きました。
福山雅治さん、豊川悦司さん、広瀬すずさん、神木隆之介さん、中山美穂さん…
豪華なんですけど、互いの存在感を邪魔しない構成も絶妙でした。
ちょっとだけネタバレになってしまいますが、豊川悦司さんの言葉が奥深かったので紹介します。
豊悦さんのせいで、とある女性が亡くなってしまった事に対して、福山さんが問い詰めるシーンがあります。
その女性に対して、両者が恋愛感情を持っていた事実があり、福山さんは豊悦さんに憤りを隠せなかったわけです。
しかし、豊悦さんが放った言葉は…
「そうだよ、オレのせいだよ。だが、おまえのせいじゃない」
これは、福山さんがその女性に対して、なんら影響を及ぼすに値しない存在だった事を示すものです。
結果的には異なるのですが… 福山さんにとっては辛い言葉であったと想像できます。
映画の評価は賛否あるようでしたが、僕にとっては名作でした。
是非鑑賞の機会があれば^^
さて、今日のテーマは「お尻とのもも裏の不思議」です。
僕がしばしばチョイスする種目に、ベルビックリフトがあります。
ベルビックとは骨盤の事ですので、骨盤をリフトする動きになります。
両膝を曲げた状態で仰向けに寝ます。
その状態で骨盤(胴体全体)を上に挙げる動作がベルビックリフトの動きです。
この動きでは、主に骨盤周囲を鍛えることができるのですが、脚を置く位置によって鍛えられる部位が異なります。
ちょっと専門的な話をします。
筋肉が力を発揮するシステムみたいなものがありまして、その中にはコンセントリックやエキセントリックみたいな難解なシステムがあります。
力こぶの筋肉で説明しますと肘を曲げると筋肉が収縮しますよね、これがコンセントリック、その逆に肘を伸ばす様式をエキセントリックと名付けられています。
筋肉が伸びても縮んでも、筋肉達は仕事をしているんですね。それに名前が付いている感じですw
これをベルビックリフトに置き換えてみましょう。
両脚の位置をお尻よりに近づけて行うと、お尻のコンセントリックになります。
実際にやってみると、お尻が収縮して固くなるのをなんとなくイメージ出来るかなと思います。
一方で、両脚をお尻から遠ざけた位置に置くと、お尻の収縮が得られにくくなり、もも裏がエキセントリックに働きます。
この説明が難解‥。
ももの裏は、膝を曲げる事が役割です。膝を曲げていくと、縮むのでコンセントリック、膝を伸ばしていくとエキセントリックです。
コンセントリックとエキセントリックは、エキセントリックの方が筋肉の刺激が強くなります。
伸ばしながら、筋力を発揮するほうが強いという事ですね。
ベルビックリフトで脚を遠ざけ、骨盤を上に挙げていくと膝は伸びていきますよね。
ですので、脚の位置を遠ざけるともも裏のエキセントリック収縮が優位に働くことになります。
ヤバい、この仕組みをご理解頂いている自信がない…
実際にやってみるとわかりやすいと思います。
1回目は、膝を曲げて仰向けに寝て、両脚はおしりの方に近づけて実施。
2回目は、同じポーズで両脚を出来るだけ遠くに配置し実施。
1回目はお尻、2回目はもも裏に刺激を感じると思います。
もっといえば、1回目はお尻が縮んでいくことを感じ、2回目はもも裏が引き伸ばされながら辛くなることを感じれるかもしれません。
このように、どの動きで、どの筋肉がどういった収縮様式を成しているのかをイメージできるとどのような体位にすれば良いのかがわかってきます。
例えば、ダンベルで背中を鍛える場合は、背中が縮みが必要になりますので、骨盤を前傾で安定させることで、より背中のコンセントリックが得られます。
骨盤を丸めないほうが良い理由のひとつに、トレーニング効率が挙げられるわけです。
難解なので、考えすぎても良くないですが、仕組みがわかってくると鍛えている部位をイメージしやすいので良いですね。
はい、今日は以上でございます。
それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー
(関連HP)