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日記

2022.06.29

【加齢と共に太る理由】

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉の天気は晴れ、ジムの混雑度は「空いてる」です。午後から夕方までが非常にのんびりな日です。こんなにも気温が高くなければ青葉の森公園に猫でも見に行きたいところですが、外も暑いですので中で真面目に仕事をします。


さあ、今日は「加齢と共に太る理由!」について、トレーナーの吉田がお話したいと思います。よろしくお願いします。


そういえば、なにかと太る太る~とさも国民全員が肥満を気にされているような風潮がありますが、若年世代においては「やせ型」が問題視されています。なに由来かは不明ですが、女性のやせ型は確かに問題ですね。


本題に入りますねw


太る理由は「摂取カロリー>消費カロリー」によって起こる生理学的反応です。なぜに加齢と共に太るのかという理由ですが、基礎代謝と日常の活動量の低下によるものだと思います。


その昔、「ハナキン」という言葉が存在するように週末には友人とジャンジャン遊ぶ~などが我々世代の日常でした。あくまでも僕周囲の話にはなりますが、我々世代で今もなおそのテンションを維持している人は稀でしょう。


働き盛りの40代ではありますが、プライベートの活動量は顕著に落ちているのが事実です。毎週末に消費カロリー300kcalの差があれば1ヶ月で1,200kcalとなり、年間14,400kcalですので脂肪2kgに相当します(脂肪1kg7,200kcal)。


それが5年経過すると脂肪が10kg増えるという計算になります。僕自身も確かに10年前の体重は62kgでしたが、現在は71kg‥。ほぼこの計算通りに体重が推移しています。


肝心の基礎代謝ですが、これがミソです。ブルーオーシャンは開業から5年が経ちました。3年~5年ご継続頂いている会員様が多くおられます(深謝)。


通われている目的は様々ですが、会員様によっては体重が2kg増加した方もおられます。お食事を暴飲暴食されるような方でもなく、ただいつもと変わらぬ日常を過ごしているだけなのですが、5年という歳月を経て2kg増えてしまったのです。


その大きな要因のひとつとしては、基礎代謝の低下だと考えて良いと思います。ジムでは体組成機器と呼ばれる体脂肪率などを測定する機器を設置しております。体組成機器では体脂肪率だけではなく基礎代謝数値も評価されます。体組成機器で全身に微弱な電流を流し、その電気抵抗により組成分を評価してくれています。


基礎代謝は大体皆さん1,000~1,400kcal程度あるかと思います。この数値が上がると「やった!」と思いがちなのですが、喜ぶにはまだ早いです。評価は絶対値ではなく相対値で評価するべきものです。


体重50㎏と70㎏の方の基礎代謝が同数値だった場合、どちらが良くてどちらが悪いのでしょうか??となってしまいますので、体重×20~22kcal程度の範囲が標準として考えて良いでしょう。ですので、体重50kgの方ですと基礎代謝1,100kcalくらい合った方がいいかもですね、となります。


これらは業界では一般的なお話ですので、ここから先は深堀して私見も混ぜていきます。


体組成機器は万能ではありません。


私は数年前に某メーカーさんなどとチームを組み、クラウド型健康管理システムを開発しておりました。体組成機器との連携が避けられない為に各メーカーさんと何度か協議したことがあります。


そういった経緯からの私見で体組成機器は「万能」ではないと判断しています。例えば、筋肉量には内臓の筋肉は入るのか?咀嚼する口腔内の筋肉は?など疑問に思いませんか?メーカーによっては骨格筋と内臓筋や心筋を含めていると謡っていますが、不随意筋(自分で動かせない筋肉)は入っていないといいます。


え?心臓も胃も不随意筋だけども?とある種矛盾しているような記述が見受けられますが、おそらく多裂筋とかインナーマッスルを不随意と表現している可能性があります。インナーマッスルは随意筋なのですがw


と、このように突っ込めば突っ込むほどに謎は増えていきますが、僕なりの結論としては体組成は同機器で観測することで体の変化を可視化できる優れものだと考えています。


ただし体組成機器では測定できない代謝の低下はあるだろうと考えられる側面も存在するはずです。自律神経支配化における臓器類の活動低下を特定して評価する事は難しいですから、可視化されずとも低下していると考えて良いと思います。すみません、少し専門用語が多くなってしまいました。


そろそろまとめます。加齢による体重増加は「基礎代謝の低下」と「活動量の低下」が深く関わっていそうな事を読み取って頂けたのではないでしょうか。


以前と同様の暮らしをしていて体重が増加するのは自然現象です。人とのコミュニケーションが減っただけでも口を動かさないわけですから、活動量の低下につながります。わたしたちは人類皆平等に時間経過と共に衰えていきます。それらに抗うには相応の「質と量」が求められてくるのかなと思います。


すみません、後半は堅苦しい言葉を並べてしまいましたw以後、気を付けます!では!


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NEATAゴルフコンディショニングスペシャリスト


(実績)


・豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス「からだステーション」主要開発


・「スポーツ駆け込み寺」主要開発


・Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆


・日本サッカー協会主催「夢先生」講師


・アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC


 


 


 


 


 


 


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