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日記

2022.12.06

ワールドカップを勝手に分析!

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市の天気は雨、ジムの混雑度は混雑です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。昨夜のサッカーワールドカップ日本代表は残念でした。日本だけではないですが、中3日の休みであのハードワークをよくこなせるなと元プロアスリートとして感銘を受けました。日本の吉田選手、クロアチアのモドリッチ選手は30代半ばですから未だに信じ難い能力です。とても素晴らしい試合でした。感動をありがとう、ゆっくり休まれてくださいと願うばかりです。


さて、昨夜に因んで今日のテーマは「ワールドカップを勝手に分析」です。


トレーナー&元プロアスリート&元社会人サッカー選手の3点要素で今回のワールドカップサッカー日本代表を勝手に分析していきたいと思います。


まず、前述したように中3日休みのスケジュールは相当にしんどいです。これは元プロアスリート視点ですが1試合行う毎に魂引っこ抜かれるくらいの精神が削られる感覚があります。アスリートは試合日に対して心身を最高の状態に持っていくのですが、試合が終わった瞬間は気が緩みます。いえ、意図的に気を緩めるというのが正解かもしれません。ボクシングの場合は中3日などのスケジュールでは冗談抜きで生命に関わってきますのでまずあり得ませんが、1ヶ月後に次の試合が組まれることもあります。減量して試合後に体重が増え、そこからすぐに減量という流れですから競技によってスケジュール間隔というのは勿論変わってきます。僕の場合は、この1ヶ月後という過酷なスケジュールを組まれ、腰痛を発症し試合を離脱する事になりました。急激な体重の増減、試合後のケア、適正な練習強度など複合的な要素が加わり、調整に失敗したことになります。


このようにプロアスリートは緊張と弛緩をコントロールしながら試合に挑みます。それにはある程度のクールダウン期間が必要なのですが、今回のワールドカップの中3日というスケジュールはギリギリ興行として成立するか否かというレベルの過酷さが想像出来ます。そんな過酷さの中で、際立っていた選手が伊藤選手と遠藤選手ですね。他にも良い選手は沢山いましたが、あれだけの出場時間であのパフォーマンスを出せるのは世界でもトップレベルといえるのではないでしょうか。スケジュールとパフォーマンスの関わりからみる素晴らしさはそんなところです。


ボール保持率でも明らかになっていますが、日本は守って機会を狙うスタイルだったかと思います。この点においても日本の体力・精神力は素晴らしいものがありました。守りの時間が多いというのは、当然ながら相手の反応後に反応をするという連続になりますので異常に疲弊します。これはスポーツだけの世界ではなく、働いている方々にも多くの経験があるのではないでしょうか。


上司A:これさ、売れそうだからネットで販売しちゃおうよ!


部下B:いやいや、見て選んで買うってコンセプト設計したやんけ!


職場の場合は職位権力というものが存在し、その権力者にボールを保持され、右って決めていたのに急に左にってなると振り回される方は心身共に疲弊してしまいますよね。競技も企業も一緒で、相手にボールを持たれて動かされるというのは非常に疲れるものです。この振り回されている中でもドイツ、スペインに勝利した日本は技術どうこうではなく強い心身を持ったチームであることが明らかになったのではないでしょうか。


フィジカルの点に触れてきます。トレーナー目線で考えるならば、クリスティアーノ・ロナウド選手のような体型を理想的として考えてしまいます。しかし、一部のスポーツ科学では、生まれ持った特性や体型などを無理にそんなに変えなくてもいいかもしれない的な見方もあるようです。もっとも良い比較としてはクリスティアーノ・ロナウド選手とメッシ選手です。メッシ選手はクリスティアーノ・ロナウド選手とは真逆といっていいほどの猫背です。猫背でトボトボあるき、ストライドも小さく小走りします。どちらが最高の選手なのか?と問われた時、甲乙つけ難い程に両者は世界最高の選手です。そうなると、フィジカルってなんだろう?と立ち止まって考える必要があるのかもしれません。日本でいえば伊東純也選手がそれにあたるのではないでしょうか。彼はお世辞にも姿勢が良い選手とは言えません。ですが、あのスピードは単にランニング速度が早いだけではなく、相手に競り勝つ能力を備えたスピードです。一概にフィジカルという正論を並べるだけでは語れない事実がスポーツ現場にはあります。そういった目線で見るのも面白みのひとつですね。


戦術面では全然わかりませんw草サッカー専門でやっておりましたので…。ただ、強豪国との日本の差のひとつとして、日本はバックバスがまだ多いなという印象は受けました。大舞台にちょっとビビっちゃってそうな印象を受ける選手は確かにいたので、それがバックバスという選択になっていたのかもしれませんね。クロアチア戦では、浅野選手のポジショニングが気になりました。スピードが長所であるのは理解出来るのですが、相手DFに対策されていましたので、ヨーイドンがなかなか通用していませんでしたね。彼のスピードを活かして、2列めの選手のスペース作りが出来ると面白かったような気はしています。


三苫選手は救世主のような存在になっていましたね。ドーハの悲劇からワールドカップサッカーを観てきましたが、今回のように一人の選手に祈るというような状況は非常に稀有に思えます。確かにあの状況を打開する独特なドリブルは何度もワクワクさせられました。是非ビッククラブで活躍してほしいですね。


はい、今日はちょっと専門家風にオピニオンしてみましたw 嫌なニュースばかりの毎日でしたのでとても良い気持ちになりました。サッカーは最高です。


それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


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