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2022.11.16

フィットネスDX

こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市の天気は雨、ジムの混雑度は混雑です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。今日のテーマは「フィットネスDX」です。


今日は現場とは少し距離を置いた話をしたいと思います。端切れの悪い着地となりそうなテーマなので、独り言的に述べていきます。


今、企業はなんでもかんでもDX(デジタルトランスフォーメーション)というカテゴリーに格納したがっている印象を受けます。要するにITテクノロジーを用いた創造はすべてDXと呼んでいるのかもしれません。


我々のような小さな商店レベルでも、DXは考えています。AppleWatchのようなウェアラブルにおいては私も主要開発経験があるので、これらをビジネスとして成立させるのは困難であることなんとなくわかっているつもりです。ではフィットネスのDXというのはどういったものが挙げられるのか?という点ですが、これはとても難しい話になります。


2−6−2の法則やパレートの法則というのをご存知でしょうか?パレートとは、働きアリを観察すると、2割が献身的に働き、働きアリ全体の生活はその2割の影響力で成り立っているという由来から出来ている法則です。これをセパレートした考え方が、2−6−2の割合でして、どの集団においても2割が優秀、6割が普通、2割が劣る、というように自然分類されるという考え方です。


どこまで信憑性があると考えられるかはわかりませんが、先進国ではフィットネス参加率というものを算出しておりまして、日本だと3%なのです。因みに米国は約20%ですので、大きな差があります。国民性が日本と近しいとされるドイツでさえも約13%なのですから、日本はフィットネス後進国なのだと思います。それだけに留まらず、他国は参加率が伸びているにも関わらず、日本はほぼ一定の3%なのです。日本の賃金推移と似ていますねw


これは仮説ではありますが、この参加率は社会保障と密接な関係があり、手厚い国ほど参加率は低くなるのではとも考えられます。日本は病気になったら医療保険を利用しましょうという風潮がありますが、国によっては通院するだけで数十万円を自費になるというケースは少なくないようです。日本がもし、そのような状況に陥るのなら、きっとフィットネス参加率はあがる事になるでしょう。


日本の強固な社会保障がある以上は、3%という数値からの脱却は難しいのではと吉田的には考えています。これがなぜに先の法則と結びつくかといいますと、フィットネス参加率は3%だとしても、結局運動している人たちの総計は2400万人程度はいるのではと考えているわけです。パレートの法則が、どの集団においても適用されると考えるのであれば、日本はどんなに頑張っても2400万人の運動者しか存在せず、うち17%(こちらも約2割)の400万人がフィットネス参加率として強固な数値であると説明がついてしまうのです。


数字が多くなって混乱してきましたw


ですので、僕がフィットネス業界に入ったときから変わらない参加率を強引に変えようとしても、なんら意味がないでは僕は考えています。そう考えると400万人市場の中でDXをやる必要があり、その内2割のコアユーザー80万人に対してのサービスを考える必要が出てくるのです。


フィットネスクラブは今やなんでも屋に近く、ヨガ、ダンス、水泳、筋トレと多くのコンテンツが存在します。それらのコンテツファンを横串に出来るようなDXサービスが存在するなら良いのかもしれませんが僕には見当たりません。フィットネスクラブのコアファンは筋トレファンというよりも、ヨガやフラダンスなどのレッスンファンが多いことから、自身の行動データ(歩数等)よりもコンテンツへの依存性が高いですので、フラダンスとランナーの共通嗜好を見つけてサービス化するのは非常に困難に思うのです。約7年のIoT開発経験からそのように結論付けてしまいました。逆にどのようなものをDX化出来ると良いのか教えてほしいくらいです…


結局の所、トレードオフですね。社会保障は日本が誇る国策ですから、その分運動意識が減ってしまうのは仕方のないことかもしれませんね。


はい、最後は強引に締めましたが、以上で御座います。それではまた明日!


 


記事:吉田勇気


(保有資格)


健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト


 


(実績)


豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー


 


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