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2023.04.26
続・柔軟性を考える
こんにちは。パーソナルジムのブルーオーシャンです。千葉市中央区の天気は雨、ジムの混雑度は混雑です。今日もパーソナルトレーナーの吉田がナビゲート致します。新規事業を考えまくっているのですが、なかなか思いつきませんね。前職で新規事業チームが1年模索し続け結果なにも生み出せなかった事を知ったので、この差別化が難しいとされる時代に新しき事を生みだすのは非常に難しいのだと思います。
以前にコンサル型クラウド健康管理システム(ウェアラブ開発込)に携わった僕からしますと、テクノロジー系はタイミングが命です。メタバースはいつの日か、我々の新世界のひとつになると確信していますが、それに足を突っ込むのは5年〜15年くらい早そうな気がします。DXという大義に振り回されている僕を含めた働き手が多い中、本当に必要とされ続けるプロダクト開発を中小・零細企業が旗振りするのはマジで大変っす。
さて、今日のテーマは昨日の続きの「続・柔軟性を考える」です。
昨日は静的ストレッチのご案内までさせて頂きました。今日はその逆の動的ストレッチですね。
動的ストレッチは大きく2つに分けて考えることができます。1つは反動を利用したバリスティックストレッチと呼ばれるものです。伸張反射を誘発して損傷も起こしやすいというリスクが伴うストレッチになります。もう一方はダイナミックストレッチと呼ばれる、サッカーのブラジル体操などのスポーツの特性に合わせた動きを用いるストレッチです。例えばですが、サッカーのシュートを模した動きをする場合、シュートインパクトのように膝が伸ばすような瞬間はモモの前が収縮します。一方でモモ裏側付近は伸びたり弛緩するようになります。一方を刺激すると反対側はストレッチされる理屈になるので、ダイナミックに動きながら筋肉を意識するだけで十分なストレッチになるわけです。
ブラジル体操をジムでは実施しませんが、同じ理論を用いることは多々あります。専門用語では相反性抑制といいます。これはみなさんすぐに実施できますよ。今、立ち上がってお尻を締めてください。すると、腰前あたりの筋肉が引き伸ばされるはずです。シンプルにどっちかを締めれば、どっちかが伸びるというシステムです。これを用いるとトレーニングの準備段階としては効率よく機能的に体を動かせる事が期待できます。
最近では‥といっても随分と前からですが、コリオグラフィーを用いるスタジオレッスンなどの準備段階でもその変化がみられていました。因みコリオグラフィーとは、振り付けが予め決められている技術を指します。ダンスなどはダンスの先生が独自に振り付けを考えますが、レッスンによっては世界共通でこの音楽に対して、この振り付けという割り振りが成されているレッスンがあるんですね。それをコリオグラフィー略してコリオと我々は呼んでいます。
ああ、コリオのレッスンでみられる変化の話でしたね。近年では1クラス10曲用いる1曲目の初っ端からガンガン動く振り付けで構成されています。ビリーズブートキャンプをダンス化したみたいなものをイメージ頂ければと思います。昔は比較的緩やかなBPM(音楽のピッチ)でのらりくらり始まっていたレッスンが、今では初っ端からガンガン動いていますからね。動くことがリスクなのではなくて、これから始める動きに対して、どれだけ近しい導入準備が出来るのかという事が考えつくされた結果なのだと思われます。
これらを踏まえると静的ストレッチってなんの為にあるのよと考える方もいるでしょう。運動後に行うストレッチしては静的ストレッチが適切です。適切な強度のストレッチは心身のリラックス効果もうみます。どちらが良いではなく、その場所、その人によって適したストレッチが異なるという事ですね。前回皆さんに意地悪な質問した、動的ストレッチと静的ストレッチどちらが良いと思いますか?においての回答がまされにそれにあたります。
ストレッチ、結構奥が深いですよね。こういった深さを知ったうえで、出来る時に出来るストレッチをやればいいじゃーんって僕は軽く考えています。僕も毎日ストレッチしていますが、いいかげんという意味ではなくテキトー(適した具合)にやっていますよ、皆さんも深く考えずに、知っているストレッチやってみましょ!
はい、今日は以上で御座います。それではまた明日!
記事:吉田勇気
(保有資格)
健康運動指導士/JATI-ATI/全米スポーツ医学協会パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト/健康管理士/健康運動実践指導者/プロボクシングライセンス(未更新)/上級心理カウンセラー/LessMILSBODYCOMBAT本認定IR(未更新)/NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト
(実績)
豊田通商開発コンサル型クラウド健康管理サービス主要開発/「スポーツ駆け込み寺」主要開発/Yahoo!スポーツナビDOコラム執筆/日本サッカー協会主催「夢先生」講師/アスリート対談Youtube「TAMORI CHALLENGE」MC/西武&そごう千葉トークショー